「血圧変動」「夜間血圧」はただのマーカー?
介入しても臨床転帰は改善せず―問われる「代替評価項目」の意義
「第一選択薬」3剤をどう使い分けるか
現在、世界の高血圧ガイドラインが一貫して「第一選択薬」(治療開始薬)として推奨している降圧薬は、カルシウム拮抗薬(CCB)、レニン・アンジオテンシン系阻害薬(RAS-i)、利尿薬である。ではこれら3剤の使い分けはどうするのか。
「血圧変動(BPV)への影響の差」で差別化ができないか、そのような発想から始まった研究が6月25日、Hypertensionに掲載された。著者は中国・首都医科大学のYue Qiao氏ら。米国で実施された大規模降圧ランダム化比較試験(RCT)データを患者レベルで再解析したものだ。
結果を見ると、3剤間にはBPV抑制作用に差がある可能性が示された。しかし、その「差」に臨床的な意義がどれほどあるのか。この点には疑問符が付いた。
降圧治療における「代替評価項目」の意義を再考する上でも、興味深いデータである。
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