タイプ2炎症診療―病態を見極め最適治療を選択
Treatable traitsに基づく治療戦略
近年、喘息、慢性副鼻腔炎、アトピー性皮膚炎などに共通する病態として「タイプ2炎症」への関心が高まっている。病名に基づく画一的な治療から、患者ごとの病態を見極めて最適な治療を選択する「Treatable traits(治療可能な特性)」の考え方が広がる中、タイプ2炎症はその中核を担う概念として注目されている。さらに今年度(2026年度)の診療報酬改定ではタイプ2炎症のバイオマーカーである呼気一酸化窒素(FeNO)検査の点数が引き上げられ、臨床現場への実装が加速すると考えられる。そこで、タイプ2研究の第一線に立ち、2023年に刊行された『タイプ2炎症バイオマーカーの手引き』の編集委員長を務めた山口大学大学院呼吸器・感染症内科学講座教授/山口大学病院病院長の松永和人氏にタイプ2炎症の病態、治療戦略、診療科横断連携の現状について聞いた。
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