“医師・ジャーナリスト”が読み解く医療問題

診察室の柔軟剤臭を理由に、受診しないがん患者

「香害」を考える②

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 前回著者は、「香害」の問題が日本だけで社会問題化したヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン副反応をめぐる問題と似ている点として、まず症状と化学物質との因果関係を示す十分なエビデンスが存在しない点を挙げた(関連記事「『香害』とHPVワクチン副反応問題との共通点」)。

村中 璃子(むらなか りこ)

医師・ジャーナリスト

医師免許取得後、世界保健機関(WHO)でパンデミック対策に従事。京都大学大学院医学研究科、独ベルンハルト・ノホト熱帯学研究所を経て、現在、千葉大学大学院医学研究院非常勤講師。2017年、科学誌「Nature」等の主催するジョン・マドックス賞受賞。著書に『10万個の子宮 あの痙攣は子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(平凡社、2018年)、『パンデミックを終わりにするための 新しい自由論』(文藝春秋社、2023年)他。

村中 璃子
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