週刊論文ウォッチ

長期生存が期待できない高齢者には減薬?

2型糖尿病例で有用性が示された「8つの簡便指標」

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〔編集部から〕本連載は、主要医学ジャーナルに目を通すことを毎朝の日課としている医学レポーターが、SNS上での反響も踏まえ、毎週特に目を引いた論文5本をピックアップ。うち1本にフォーカスします。今回は7月20~26日に公開された論文からフォーカスしたのは「高齢者のポリファーマシー」に関する論文。その他のピックアップ論文は、末尾をご覧ください。

高齢者への積極的介入には疑問符が付くケースも

 高齢者に対する薬剤治療は、過度の多剤併用(ポリファーマシー)に陥りやすい。

 その場合、現在苦しんでいる疾病への治療はともかく、議論になるのは「重篤疾患の危険因子に対する予防的介入」だろう。余命が限られている高齢者であれば、積極的な介入により期待できる効果は必ずしも大きくない。有害事象発現リスクなどの安全性と勘案すると、有用性に疑問符が付くケースもあるだろう。

 そのような観点から、高齢2型糖尿病入院例を対象として、積極的な血糖降下治療を控えるべき患者群を特定する試みが、Diabet Medに7月22日、掲載された。著者はベルギー・Université Catholique de LouvainのChristophe de Terwangne氏ら。

 簡便に評価できる、8つの指標が注目される。

 

宇津 貴史(うつ たかし)

医学系編集会社、広告代理店(編集職)とメディカルトリビューン(記者)を経て、2001年からフリーランス。新聞系メディアなどに記名、匿名で執筆を続ける。平日は原則として毎朝、最新論文をチェック(https://x.com/Office_j)。特定非営利活動法人・臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)会員。会員向けニュースレター記事執筆、セミナーにおける発表などを担当。日本医学ジャーナリスト協会会員。共著に『あなたの知らない研究グレーの世界』(中外医学社)。

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