クラミジア治療後の患者、「膝と足首が痛いです」
見逃してはいけない「反応性関節炎」
クラミジア感染後に生じる反応性関節炎
クラミジア性尿道炎は、男性の性感染症の中では最も多い疾患である。一般的な症状は排尿痛や外尿道口からの排膿なのだが、「まさかクラミジアが原因で、こんなところに症状が起こるのか」と驚いた症例を経験したので紹介したい。
意外な部位での症状とは、反応性関節炎(reactive arthritis)のことで、まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」的な、全くかけ離れた部位に症状を呈したため、患者本人だけでなくクラミジアを診療した著者や、関節炎を診察した整形外科医にとっては予想外だった。もし、クラミジア感染に伴う反応性関節炎への認識がなかったら、「原因不明の膝痛」や「一時的な関節痛」として経過観察されていただろう。
今回診療した症例を通して、クラミジア関連反応性関節炎の病態、臨床的特徴、診断および治療について解説する。
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