GLP-1RAのがん発生抑制作用に大きな疑問符
糖尿病例では案に相違した結果に
ASCOで注目されるGLP-1RAによるがん発生抑制
今年(2026年)5月末から米国シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)学術集会では、GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)による、過体重・肥満例におけるがん初発抑制作用を示唆する観察研究が報告された。今年に限らず同学会では、GLP-1RAによるがん発生抑制への期待が高まっているようだ。
一方、肥満を必ずしも伴わない2型糖尿病例では、GLP-1RAの「がん抑制」作用には大きな疑問符が付いた。
症例数35万を超えるランダム化比較試験(RCT)模倣比較の結果として8月17日、米国University of MarylandのStacey M. Sklepinski氏らが、Diabetes Res Clin Practで報告した。
「肥満例と糖尿病例ではがんに対する作用が逆」。同じ薬剤でそのようなことが起こりうるのだろうか。
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