小児RSV「全児予防」へ、ワクチンと抗体薬をどう使う?
7月には改正予防接種法も成立
小児RSウイルス(RSV)感染症の予防は、母子免疫ワクチンと抗体薬の登場により、大きな転換点を迎えている。従来は重症化リスクの高い児が中心だった予防の対象は、出生前から健康児も含む全ての児へと広がった。さらに今年(2026年)7月には、抗体薬を予防接種の枠組みに位置付ける改正予防接種法が成立し、全児予防を支える制度整備も進みつつある。一方、予防手段が増えたことで、母子免疫ワクチンと抗体薬をどのように使い分け、実際の診療・接種体制に落とし込むかという新たな課題も生じている。小児RSV予防は今後、どのような形で実装されていくのか。小児感染症領域の研究・診療を牽引する浜松医科大学小児科学講座教授の宮入烈氏に聞いた。(関連記事「健康乳児でも重症化、幅広いRSV予防戦略を」「RSウイルスは『予防する感染症』へ」「RSVから児を守る!母子免疫ワクチンの可能性」)
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