心不全治療、「生存」最優先でよいのか
経口強心薬を再評価する「症状改善」の視点
Fantastic Fourに注目が集まる中で…
9月9日、JACC Heart Failに、少し変わった論説が載った。「ペットに経口強心薬が有用なら、心不全の患者には?」と題するものだ。筆頭著者は米・Yale School of MedicineのSounok Sen氏。内容は、慢性心不全の治療における経口強心薬「再」評価の必要性を訴えるものだ。
慢性心不全治療といえば「Fantastic Four」と呼ばれる薬剤群に注目が集まる昨今だけに、目を引くタイトルである〔「ペット」がタイトルに含まれるのは、心不全犬において、生存を含む転帰を有意に改善した経口強心薬が報告されているため(J Vet Intern Med 2008; 22: 1124-35)〕。
論旨の中には「慢性心不全治療の目的」の再考を求める興味深い考察もあった。慢性心不全患者への経口強心薬に関する近時の論文も含め、紹介したい。
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