新薬エクスプレス

ユニバーサルインフルワクチン候補、抗体価を1年間維持

住友ファーマ/医薬基盤・健康・栄養研究所

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 住友ファーマと医薬基盤・健康・栄養研究所は本日(9月29日)、開発中の新規TLR7ワクチンアジュバントを用いたユニバーサルインフルエンザワクチン候補薬(開発コードfH1/DSP-0546LP)について、欧州第Ⅰ相プラセボ対照二重盲検ランダム比較試験の最終解析結果の概要を発表した。

 同試験の対象は18~40歳の健康成人144例。ユニバーサルワクチン、アジュバント非添加抗原製剤、アジュバント単剤またはプラセボを3週間間隔で2回筋肉内投与した。中間解析では、H1N1株に加え高病原性鳥インフルエンザH5N1由来Long Alpha Helix(LAH)に対する交差反応性も確認されている(関連記事「新規ユニバーサルインフルワクチン候補、第Ⅰ相中間解析結果を続報」)。

 今回は1年後(386日)まで追跡した最終解析結果を報告した。ユニバーサルワクチン群〔fH1 8μg/DSP-0546LP 5μg〕では、抗LAH抗体価が1日目より高値を維持していた。IgGサブクラスを探索的に解析したところ、ユニバーサルワクチン群ではIgG1抗体の1日目に対する50日目の幾何平均増加倍率が27.04倍(アジュバント非添加抗原製剤群11.93倍)、H1N1株に対する中和活性は29日目時点で10.37倍に上昇した(同6.93倍)。投与1年後まで新たな安全性上の重大な懸念は認められず、忍容性もおおむね良好だった。

 

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