新薬エクスプレス

腎移植後のBKV感染症に対する新規核酸医薬の第Ⅱa相試験を開始

旭化成/Asahi Kasei Therapeutics

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 旭化成は10月9日、新規抗ウイルス性アンチセンスオリゴヌクレオチド(開発コードAIC468)について、米子会社のAsahi Kasei Therapeuticsが腎移植後のBKウイルス(BKV)感染症を有する成人患者を対象として第Ⅱa相試験において、最初の症例への投与を開始したと発表した。

 BKVは主に幼少期に感染し、成人の90%以上では生涯にわたり無症候性のまま体内に潜伏する。しかし、腎移植患者ではBKVの再活性化によりBKV関連腎症を発症する場合があり、移植腎喪失につながることもある。現在の管理方法は免疫抑制療法の減量が中心で、承認された抗ウイルス治療薬はない。

 同薬は、BKVの複製に必須なLarge T抗原のmRNAの形成を阻害し、感染細胞内でのウイルス複製を抑制する。前臨床試験および健康成人を対象とした第Ⅰ相臨床試験では、強力な抗ウイルス活性に加え、良好な薬物動態および安全性プロファイルが示されている。

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