アバコパン計画的中止の対応案を公開
日本リウマチ学会、日本腎臓学会
日本リウマチ学会は昨日(10月22日)、顕微鏡的多発血管炎(MPA)・多発血管炎性肉芽腫症(GPA)治療薬の選択的C5a受容体拮抗薬アバコパン(商品名タブネオス)について、「アバコパン製剤の使用に当たっての留意事項について」(医薬安発1021第7号)を掲出。併せて、日本リウマチ学会・日本腎臓学会合同タブネオス安全性検討タスクフォースは、MPA例、GPA例で同薬を計画的に中止する際の対応案を同日付で公開した。(関連記事「欧州におけるアバコパンの販売承認を取り消し」「アバコパンにブルーレター発出」)
同タスクフォースは、基本的な考え方として、中止前後に臨床症状や検査所見などから疾患活動性を再評価し、再燃に注意しつつ経過を観察することを推奨。過去の再燃歴、GPA、PR3-ANCA陽性などは再燃関連因子とされるが、ANCA値のみで判断せず、臨床所見を含めて総合的に評価することとした。
寛解維持中の患者では、リツキシマブやアザチオプリンによる標準的な寛解維持療法が適切に行われているか再評価する。アバコパン中止のみを理由にグルココルチコイド(GC)を一律に開始・増量する根拠はなく、投与量や減量速度は個別に判断するとした。
一方、寛解導入期や再燃例では、疾患活動性や重症度を再評価し、既存ガイドラインに基づく寛解導入療法や再寛解導入療法を検討する。臓器・生命を脅かす病態では、GCとリツキシマブまたはシクロホスファミドの併用を検討するとしている。
詳細は「顕微鏡的多発血管炎(MPA)および多発血管炎性肉芽腫症(GPA)におけるアバコパン(タブネオス®)の計画的中止時の対応について」を参照されたい。
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