<第2回>「急に元気がなくなった」高齢者をどのように診るか?
症例:85歳女性
高血圧,軽度の認知機能障害で通院中。ある日の外来に「デイサービスで急に元気がなくなり,途中で帰ってきてしまったので診てほしい」とご家族と来院された...
「急に元気がなくなった」「なんとなくいつもと違う」とはどのような症状を意味するのか?
高齢者では「急に元気がなくなった」「なんとなくいつもと違う」などの非特異的な訴えで,介護者と来院することがしばしばあります。この際,高齢者では疾患の発症・経過が非典型的であるという特徴を踏まえ,なんらかの器質的病態が存在する可能性を常に考える必要があります(J Am Geriatr Soc 2003; 51: 1111-1115)。
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木村 琢磨(きむら・たくま)
北里大学医学部総合診療医学・地域総合医療学准教授,北里大学東病院 在宅・緩和支援センター長。
長野県生まれ。東邦大学医学部卒業,国立東京第二病院(現国立病院機構東京医療センター)で初期研修,国立病院東京医療センター総合診療科で後期研修,国立病院機構東埼玉病院総合診療科などを経て現職。
高齢者の臨床は「さまざまな症候・疾患への対応」「専門診療科への適切なコンサルテーション」「家族」「地域」を念頭に置く,「多職種との恊働」「継続性」を踏まえるなど総合診療医の持ち味を生かせる,やりがいのある領域であると考えています。本連載では,高齢者の臨床について横断的に考えていきたいと思っておりますので,先生方からの忌憚ないご意見をお待ちしております。









