【Essay】忘れられない患者

1995年の冬、私のマンションで母が初孫を嬉しそうにあやしていた。私には厳しかったあの母が、だ。「孫はそんなに可愛いものなのかな」と考えながら、ふと見ると片手で危なっかしく孫を支えている。「どうしたの、片手で? 危ないよ」と近づき、愕然とした。母の右上肢はだらりと下がり、右顔面も弛緩している。話しかけにも応じない。
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