【Essay】血管不全(Vascular Failure)をめぐって

「血管不全(Vascular Failure)」は2004年に獨協医科大学の井上晃男先生とともに、Journal of Hypertension誌に発表させていただいた概念です。ヒトの血管の全長は地球一周以上で、最大の臓器であり、血管機能障害が起これば、全身の臓器不全が生じます。臓器や細胞同士の連携や情報伝達などの体内ネットワーク機構には、血管の物理的振動や血管内皮由来因子などの血管機能が関与しているとの報告もあります。したがって血管機能を正確に評価し、正常に保つことは、疾患の早期診断や予防に有効である可能性があります。
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