この論文で報告された研究には私も協力した。論文では、世界のBMIの推移を都市部と農村部に分けて解析し、都市部の人口増加が世界的な肥満の蔓延の主因であろうという従来の常識が、真実とは異なることを示している。また今後、肥満の蔓延を阻止するためには、これまで重視されてきた都市型の肥満対策だけではなく、農村部での対策が重要であるとも述べている。(関連記事「世界の肥満増加、農村部が要因」)