今回は「医者の言い訳だ」と思って、お読みください。疑義照会を受ける医師はこんな状況にある、という話です。 電話はたいてい、不都合なタイミングでかかってきます。診療の真っ最中でパニック状態か、一日の外来が終わり力尽きているかです。以下に外来の日常をご紹介いたします。これは精神科医の場合です。 精神科医がドラマに出てくるシーンは、静かな室内、穏やかな物腰の医師、患者さんはゆったりとした時の流れに身をまかせ、切々と自らの内面を語る、こんな感じですが、これは全くの虚構です。