「伝説で幻の性感染症」、診察室に現る!
症例:貨物船の船員、右鼠径部に有痛性のリンパ節腫脹あり
初回は、「診察中に伝説で幻の性感染症を見つけてしまった」というケースです。その理由は後述しますが伝説で幻なんて、まるでポケモン(ポケットモンスター)のようですが、どんな感染症か、ぜひ当ててみてください。
【症例】53歳男性、職業は貨物船の船員、ヘテロセクシュアル
【既往歴】性器ヘルペス。性交渉の相手は特定のパートナー女性のみ。パートナー女性は、過去に性風俗産業に従事していた経験があった
【現病歴】陰部の発赤、水疱を認める。性器ヘルペス再発を疑い、バラシクロビルを投与するも症状は改善せず。その後、陰茎潰瘍と疼痛の悪化、右鼠径リンパ節の腫脹、熱発を認め当院再診となった
【現症】陰茎包皮は翻転困難なほどの腫脹、浮腫あり。陰茎冠状溝に硬結と排膿を伴う直径2cmの潰瘍あり(写真1)。右鼠径部に有痛性の直径10cmのリンパ節腫脹あり
写真1. 性器に見られた病変

包皮内板に潰瘍を認める(左)右鼠径リンパ節の腫脹(右)
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録
小堀 善友 (こぼり よしとも)
プライベートケアクリニック東京 東京院院長。2001年、金沢大学医学部卒業。金沢大学泌尿器科、米・イリノイ大学シカゴ校泌尿器科、獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科准教授を経て、2021年より現職。日本泌尿器科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本性機能学会専門医、日本性感染症学会認定医、日本性科学会セックス・セラピスト。著書に『オトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)、『妊活カップルのためのオトコ学』(メディカルトリビューン)、『今日の診断指針第8版「男子性発育の異常」』(医学書院)など。










