臨床現場の課題解決に向けてー地域を超え医師をつなぐプラットフォーム「アンター」を設立
Antaa株式会社 代表取締役 中山俊氏インタビュー
現役の整形外科医として勤務する傍ら、医師専用スライド共有サービス「Antaa Slide(https://slide.antaa.jp)」等を運営する「アンター株式会社」の代表である中山俊氏。その経歴から将来の進路に悩む研修医や医学生からの相談を受けることも多い中山氏に、医師が今後のキャリアパスを描く上でのヒントを伺った。
お話を伺った方
アンター株式会社 代表取締役 CEO
中山 俊(なかやま しゅん)氏
鹿児島県出身。鹿児島大学医学部を卒業後、2011年国立病院機構東京医療センター初期研修医。成田赤十字病院整形外科、翠明会山王病院整形外科を経て2016年アンター株式会社を設立。東京都医科歯科大学客員准教授
https://corp.antaa.jp/
ーーアンターの提供しているサービスや名称の由来を教えてください。
アンターは2016年にスタートしたWebプラットフォームです。医療系のスライドを医師同士が共有する「Antaa Slide」、医師間のQ&Aで診療の相談ができる「Antaa QA」、医師発の医療ナレッジに関する動画配信を行う「Antaa Channel」などのサービスを展開しています。
Antaaとはフィンランド語で"GIVE"という意味です。"GIVE"の精神を軸に、医師同士が地域や年次に関係なく、互いに知識を共有して助け合える場を広めていくことで、私たちがミッションに掲げている「医療をつなぎ、いのちをつなぐ」の達成を目指しています。
――響きもいいですよね。最初にアンターのウェブサイトを拝見した時はIT系の技術集団の会社という印象を受けたのですが、中山先生ご自身が医師であるということで驚きました。ウェブサイトもご自身で作られたとのことですが、元々得意だったのでしょうか。
元々インターネットが好きでした。私が高校生の頃は夜だけネットが使い放題という時代で、その時間帯を使って朝方までだいたい11時間くらいネットをしていた日もありました。その頃くらいから「インターネットってすごく面白いな」と感じ、触れ合う機会が多くなっていきました。ただプログラミングなどは行っておらず、サイトを作るなどクリエイティブ方面のことが好きで続けてきました。
――これまでの経歴をお聞かせください。
私の出身は鹿児島県の奄美大島で、鹿児島大学医学部を2011年に卒業しました。その後は国立病院機構東京医療センターで初期研修を行い、医師としてのキャリアを歩み始めました。医師として働く中で現場の課題を感じるようになり、2015年頃からアンターのサービスを作り始めました。その後、2016年に会社を設立しましたが、現在でも週に1日は医師として病院で勤務しています。
医師と起業家が重なる領域で試行錯誤を繰り返す
――普通は現場の課題を感じる時点で終わってしまうところを、中山先生は解決しようと動かれたんですね。
そうですね。できるのではないかと思いましたが、そこまで壮大な計画を考えていたわけではなく、一つ一つ実行して検証していこうと思いました。
例えば、医師が診療を行う上で分からないことがあった時、誰かの意見が聞けるのであればすごく役に立つのではないかと考えました。院内では他の診療科へのコンサルトがよくあると思いますが、そのような相談ができない環境でも、遠く離れた場所にいる医師からのアドバイスがすぐに聞ける手段があれば十分役立つのではないかということを検証したいと思いました。
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