ベーリンガーインゲルハイムは昨日(2月17日)までに、進行性肺線維症(PPF)/進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)を対象に開発中のnerandomilast(BI 1015550)について、第Ⅲ相臨床試験FIBRONEER-ILDの結果を報告。主要評価項目である、プラセボと比較した52週時の努力肺活量(FVC)のベースラインからの絶対変化量(mL)を達成したと発表した(関連記事「特発性肺線維症の新薬候補Nerandomilast、第Ⅲ相試験で主要評価項目を達成」)。 同社は今回の結果に基づき、米食品医薬品局(FDA)をはじめ世界各国の保健当局にPF-ILD/PPF治療薬として新薬承認申請を行う予定。なお同薬は、特発性肺線維症(IPF)を対象に有効性と安全性を評価したFIBRONEER-IPF試験でも主要評価項目を達成している。