起立性低血圧(OH)は、高齢者の5人に1人が罹患しており、高齢者OHの転倒リスクは約3倍との報告がある。OHは降圧薬の使用と密接に関連することから、降圧治療レジメンを最適化することが重要となる。中国・Xiyuan HospitalのGaocan Ren氏らは、米食品医薬品局(FDA)有害事象報告システム(FAERS)のデータベースから、OHに関連する可能性のある50種類の薬剤を特定。これらがOHを引き起こすリスクについてSci Rep(2025; 15: 10359)に報告した(関連記事「長期療養高齢者への降圧薬開始で骨折2.4倍」)。