SGLT2阻害薬の腎保護効果、蛋白尿「陰性」では?
謎深まる「開始直後のeGFR一過性低下」
腎保護効果を実証したRCTは症例の多くが蛋白尿「陽性」
SGLT2阻害薬は今や血糖降下薬だけではなく、心腎保護薬としても頻用されているようだ。先週、第68回日本腎臓学会(6月20~22日)に参加し、いくつかのセッションを聴講したが、同薬の腎保護効果に寄せるドクターたちの期待の大きさを感じた。
ただし、同薬の慢性腎臓病(CKD)に対する進展抑制効果を実証したランダム化比較試験(RCT)は、対象の多くが蛋白尿「陽性」である〔DAPA-CKD試験(N Engl J Med 2020; 383: 1436-1446)、EMPA-KIDNEY試験(Clin Kidney J 2023; 16: 1187-1198 )〕。
そこで、奈良県立医科大学の松井勝氏らは、蛋白尿「陰性」かつ糖尿病「非合併」のわが国CKD例に対するSGLT2阻害薬の腎保護効果を自験例データで検討し、6月19日、Kidney 360で報告した。
わが国のCKD例は、52%が尿蛋白定性法「-」か「±」である (平成21~23年厚生労働省科学研究費補助金研究 渡辺班)。このようなCKDに対し、SGLT2阻害薬でどれほどの腎保護効果が認められたのだろうか。解釈の難しい結果となった。
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