組織マネジメント道場

指南㉓「行為報酬」の終焉!? 問われる医療機関の再現性

基礎から始める組織マネジメント#06 システム設計

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 診療報酬改定があり、顧問先の対応に追われていたため、少し連載が空いてしまいました。

 今回はマーケティングではなく、時事的なテーマとして、2026年度診療報酬改定にうかがえる国の政策意図と、それに伴うシステム設計の必要性について書きたいと思います。

 今回の診療報酬改定は「点数が上がった」「下がった」という視点で捉えるべきものではありません。国は2040年に向けた医療提供体制の再編(新しい地域医療構想)を見据え、明確に次のフェーズに入りました(図1)。

図1. 新しい地域医療構想と2026年度診療報酬改定の関係

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 今回起きているのは、点数の調整ではなく、評価単位そのものの変更です。

 これまで、診療報酬は「何を行ったか」を評価する仕組みでした。しかし、今回の改定では「どのような機能を担っているか」という視点がより明確に打ち出されています。

 さらにいえば、医療の在り方そのものも、個々の医師や現場の力量に依存する形から、誰が関わっても一定の質を保てる「再現可能なシステム」としての医療へと移りつつあります。

 これは、単なる制度変更ではありません。医療提供体制の設計思想の書き換えが、いよいよ本格的に始まったと考えるべきでしょう。

溝口 博重(みぞぐち ひろしげ)

株式会社AMI&I代表取締役、NPO法人医桜代表理事

「日本の10年後の医療・ヘルスケアを変革する」をミッションに、全国の医療機関の人材採用・組織マネジメントを中心とした経営支援を実施。またNPO法人の代表理事として「日本の医療の質の向上」に取り組む。

溝口 博重
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