新薬エクスプレス

PI3Kα阻害薬serabelisib、難治性脈管奇形の第Ⅲ相で主要評価項目達成

科研製薬

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 科研製薬は7月17日、難治性脈管奇形(静脈奇形、リンパ管奇形、クリッペル・トレノネー症候群)患者を対象としたPI3Kα阻害薬serabelisib(開発コードKP-001)の国内第Ⅲ相非盲検非対照多施設共同検証的試験の成績を公表。同薬投与後のMRI画像に基づく標的病変の奏効率は30.6%で、主要評価項目を達成した。結果の詳細は、第22回日本血管腫血管奇形学会で発表された。(関連記事「PI3Kα阻害薬serabelisib、難治性脈管奇形で有意な改善」)

 同試験の対象は、難治性の脈管奇形(静脈奇形、リンパ管奇形、クリッペル・トレノネー症候群)患者36例。serabelisib(100mg、体重40kg未満の患者は体表面積1m2当たり60mg)を1日1回、24週間以上52週間経口投与した。

 検討の結果、主要評価項目である投与24週後以降の最終評価時点のMRI画像に基づく標的病変の奏効率は30.6%で、事前に設定した帰無仮説の奏効率6.7%に対して有意に高かった(P<0.001)。疾患別の奏効率は、静脈奇形が19.0%(21例中4例)、 リンパ管奇形が33.3%(3例中1例)、 クリッペル・トレノネー症候群が50.0%(12例中6例)だった。

 重症度別の副作用(治験薬との因果関係ありの有害事象)の発現割合は、Grade 1が13.9%、Grade 2が16.7%、Grade 3が16.7%、 Grade 4が5.6%。Grade 3 以上の副作用は肝機能検査異常(2例)、肝機能検査値上昇(2例)、肝酵素上昇、薬剤性肝障害、多 形紅斑、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、好中球数減少が各1例だった。

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