薬剤師の視点 OTC類似薬“患者負担増”に備える

「OTC類似薬」制度が始まる、花粉症の薬はどう選ぶ?

患者から変更をお願いされたら…

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「OTC類似薬」の対象になると薬剤費の25%は患者負担

 来年(2027年)3月に始まる「一部保険外療養」、いわゆる「OTC類似薬」の制度では、ドラッグストアなどでも購入できるOTC医薬品と有効成分や最大用量、投与経路、治療目的が同一の薬が処方された場合、その薬剤費の25%は患者負担とする、という方向で調整が進んでいます。これには、OTC医薬品でも対応できるような症状に関してはセルフメディケーションを推進し、これによって医療費を削減する、という目的があります。

 患者さんからすると、これまでと同じ薬を使うのに“自己負担額”が上がるケースがあるため、場合によっては薬の変更をお願いされることがあるかもしれません。そんなとき、どういう考え方で薬を選べばよいのか、薬剤師の視点で「OTC類似薬」の対象となる薬が多い領域について解説していきます

編集部注:毎月1回の掲載で、来年1月までの全6回を予定しています

児島 悠史(こじま ゆうし)

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6

2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。 「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。 主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 改訂版(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

児島 悠史
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