週刊論文ウォッチ

処方時に「有効性は不確実」と伝えられますか

伝達後の同意率を検討したRCTから

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする

〔編集部から〕本連載は、主要医学ジャーナルに目を通すことを毎朝の日課としている医学レポーターが、SNS上での反響も踏まえ、毎週特に目を引いた論文5本をピックアップ。うち1本にフォーカスします。今回は10月12~18日公開分から「インフォームド・コンセント」関連論文に注目。その他のピックアップ論文は、末尾をご覧ください。

薬剤治療提案時のICは十分か?

 「医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない」。ご存知の通り、これは医療法第1条の4第2項。いわゆる「インフォームド・コンセント(IC)」を義務付けた規定である。

 では「薬剤治療提案」時のICにおいて、患者にとって十分な情報は提供されているだろうか。

 そのような疑問から実施されたランダム化比較試験(RCT)が10月12日、JAMA Intern Medに掲載された。著者は英国・London School of Economics and Political ScienceのAvi Cherla氏ら。

 患者に薬剤の有効性に関する「不確実性」を伝えたら、その薬剤使用への同意率はどう変化するのか。

 題材として取り上げられたのは抗がん薬だ。しかしそれに限らず、薬剤治療提案時のIC全般に関連するトピックだと思われる。

宇津 貴史(うつ たかし)

医学系編集会社、広告代理店(編集職)とメディカルトリビューン(記者)を経て、2001年からフリーランス。新聞系メディアなどに記名、匿名で執筆を続ける。平日は原則として毎朝、最新論文をチェック(https://x.com/Office_j)。特定非営利活動法人・臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)会員。会員向けニュースレター記事執筆、セミナーにおける発表などを担当。日本医学ジャーナリスト協会会員。共著に『あなたの知らない研究グレーの世界』(中外医学社)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする