新薬エクスプレス

フィネレノン、IgA腎症・FSGSでも腎保護効果を示す

バイエル薬品

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 バイエル薬品は本日(11月4日)、非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)フィネレノン(商品名ケレンディア)について、非糖尿病性慢性腎臓病(CKD)を対象とした第Ⅲ相試験FIND-CKDの新たなサブグループ解析結果を公表した。結果の詳細は、国腎臓学会腎臓週間(ASN Kidney Week 2026、10月21~25日)で発表された。

 同試験のIgA腎症サブグループ(416例)では、32カ月時における推算糸球体濾過量(eGFR)スロープのプラセボ群とフィネレノン群との群間差は0.63mL/分/1.73m²/年(95%CI -0.19~1.46 mL/分/1.73m²/年)で、12カ月時に尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)が51%(同42~59%)低下した。

 また、プラセボ群を参照とした場合、フィネレノン群では12カ月時に UPCR 500mg/g未満を達成するオッズが高かった(オッズ比6.82、95%CI3.71~13.14)。UPCR 300mg/g未満の達成 についても同様だった(同6.68、3.27~14.85)。

 さらに、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)サブグループ(215例)における解析では、eGFRスロープのプラセボとの群間差が1.3mL/分/1.73m²/年(95%CI 0.5~2.21.3mL/分/1.73m²/年、P<0.01)と、フィネレノン群で有意な改善が認められ、結果は原発性FSGS患者および続発性FSGS患者で一貫していた。

 日本を含むアジア人サブグループ(867例)でも、非アジア人集団と一貫した腎機能低下の抑制、蛋白尿およびアルブミン尿の減少が示され、安全性プロファイルは全体集団と一致していた。

 フィネレノンは2022年3月に2型糖尿病を合併するCKD、昨年(2025年)12月には慢性心不全の適応で承認されている。非糖尿病性CKDについては、今年8月にFIND-CKD試験の結果に基づき適応拡大を申請している(関連記事「フィネレノン、非糖尿病性CKDの第Ⅲ相で主要評価項目達成」「フィネレノンを非糖尿病性CKDに拡大申請」)。

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