薬剤詳細データ

一般名

バルプロ酸ナトリウム

製品名

バルプロ酸ナトリウム錠100mg「DSP」

薬効名

抗てんかん剤 躁病・躁状態治療剤 片頭痛治療剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

バルプロ酸ナトリウム錠100mg「DSP」

yj-code

1139004F1126

添付文書No

1139004F1126_1_06

改定年月

2024-02

第1版

一般名

バルプロ酸ナトリウム

薬効分類名

抗てんかん剤


躁病・躁状態治療剤


片頭痛治療剤


用法・用量

〈各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病および躁うつ病の躁状態の治療〉 通常1日量バルプロ酸ナトリウムとして400~1,200mgを1日2~3回に分けて経口投与する。ただし、年齢・症状に応じ適宜増減する。 〈片頭痛発作の発症抑制〉 通常1日量バルプロ酸ナトリウムとして400~800mgを1日2~3回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状に応じ適宜増減するが、1日量として1,000mgを超えないこと。

効能・効果

各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療 躁病および躁うつ病の躁状態の治療 片頭痛発作の発症抑制

相互作用:併用禁忌

カルバペネム系抗生物質


パニペネム・ベタミプロン(カルベニン)メロペネム水和物(メロペン)イミペネム水和物・シラスタチン(チエナム)


レレバクタム水和物・イミペネム水和物・シラスタチン(レカルブリオ)ビアペネム(オメガシン)ドリペネム水和物(フィニバックス)テビペネム ピボキシル(オラペネム)


てんかんの発作が再発することがある。


バルプロ酸の血中濃度が低下する。


相互作用:併用注意

バルビツール酸剤


フェノバルビタール等


バルプロ酸の作用が減弱、左記薬剤の作用が増強することがある。


左記薬剤がバルプロ酸の代謝を誘導し、バルプロ酸の血中濃度が低下する。また、左記薬剤の血中濃度を上昇させる。


フェニトインカルバマゼピン


バルプロ酸の作用が減弱、左記薬剤の作用が増強又は減弱することがある。


左記薬剤がバルプロ酸の代謝を誘導し、バルプロ酸の血中濃度が低下する。また、左記薬剤の血中濃度を上昇又は低下させる。


フェニトイン


ホスフェニトイン


フェノバルビタール


バルプロ酸による高アンモニア血症のリスクが増加するとの報告がある。


機序は不明である。


エトスクシミドアミトリプチリンノルトリプチリン


左記薬剤の作用が増強することがある。


左記薬剤の血中濃度を上昇させる。


クロバザム


バルプロ酸の作用が増強されることがある。


機序は不明であるが、バルプロ酸の血中濃度が上昇する。


ラモトリギン


左記薬剤の消失半減期が約2倍延長するとの報告がある。


肝におけるグルクロン酸抱合が競合する。


ロラゼパム


左記薬剤の消失半減期が延長することがある。


肝におけるグルクロン酸抱合が競合する。


グルクロン酸抱合を誘導する薬剤


リトナビル


ニルマトレルビル・リトナビル


ロピナビル・リトナビル配合剤等


バルプロ酸の作用が減弱することがある。


肝における本剤のグルクロン酸抱合が促進される。


ベンゾジアゼピン系薬剤 ジアゼパム等ワルファリン


左記薬剤の作用が増強することがある。


遊離型の左記薬剤の血中濃度を上昇させる。


サリチル酸系薬剤


アスピリン等


バルプロ酸の作用が増強されることがある。


遊離型バルプロ酸濃度が上昇する。また、バルプロ酸の代謝が阻害される。


エリスロマイシンシメチジン


バルプロ酸の作用が増強されることがある。


左記薬剤が肝チトクロームP-450による薬物代謝を抑制し、バルプロ酸の血中濃度が上昇する。


クロナゼパム


アブサンス重積(欠神発作重積)があらわれたとの報告がある。


機序は不明である。


副作用:重大な副作用

1: 劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸、脂肪肝等(いずれも頻度不明)

-肝障害とともに急激な意識障害があらわれることがある。,2: 高アンモニア血症を伴う意識障害(頻度不明)

-,3: 溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、重篤な血小板減少、顆粒球減少(いずれも頻度不明)

4: 急性膵炎(頻度不明)

-激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐等の症状があらわれたり、膵酵素値の上昇が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。5: 間質性腎炎、ファンコニー症候群(いずれも頻度不明)

6: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

7: 過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。8: 脳の萎縮、認知症様症状、パーキンソン様症状(いずれも頻度不明)

-認知症様症状として健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、感情鈍麻等があらわれることがある。パーキンソン様症状として静止時振戦、硬直、姿勢・歩行異常等があらわれることがある。なお、これらの症状が発現した例では中止により、ほとんどが1~2ヵ月で回復している 。9: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビンの上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。10: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

-低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム量の増加、高張尿等があらわれた場合には、水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。11: 間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)

-咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


血液 -白血球減少-貧血、好酸球増多、血小板凝集能低下、低フィブリノーゲン血症
精神神経系 -傾眠-失調、頭痛、不眠、不穏、視覚異常-感覚変化-振戦、めまい、抑うつ
消化器 -悪心・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、便秘-口内炎、下痢-食欲亢進、腹痛
肝臓 -AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇
皮膚 -脱毛
過敏症 -発疹
泌尿器 - 夜尿・頻尿- 血尿、尿失禁
生殖器 -月経異常(月経不順、無月経)-多嚢胞性卵巣、精子数減少 、精子運動性低下
その他 -倦怠感、鼻血-口渇、浮腫、発熱-高アンモニア血症、歯肉肥厚、体重増加、カルニチン減少

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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宮城県0
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福島県0
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東京都0
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広島県0
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宮崎県0
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沖縄県0
合計0
更新予告まとめ