薬剤詳細データ

一般名

アミトリプチリン塩酸塩

製品名

アミトリプチリン塩酸塩錠10mg「サワイ」

薬効名

三環系抗うつ剤

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

アミトリプチリン塩酸塩錠10mg「サワイ」

yj-code

1179002F1122

添付文書No

1179002F1122_1_08

改定年月

2023-05

第1版

一般名

アミトリプチリン塩酸塩

薬効分類名

三環系抗うつ剤


用法・用量

〈うつ病・うつ状態〉 アミトリプチリン塩酸塩として、通常、成人1日30~75mgを初期用量とし、1日150mgまで漸増し、分割経口投与する。まれに300mgまで増量することもある。 なお、年齢、症状により適宜減量する。 〈夜尿症〉 アミトリプチリン塩酸塩として、1日10~30mgを就寝前に経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜減量する。 〈末梢性神経障害性疼痛〉 アミトリプチリン塩酸塩として、通常、成人1日10mgを初期用量とし、その後、年齢、症状により適宜増減するが、1日150mgを超えないこと。

効能・効果

精神科領域におけるうつ病・うつ状態、夜尿症、末梢性神経障害性疼痛

相互作用:併用禁忌

モノアミン酸化酵素阻害剤


セレギリン塩酸塩(エフピー)


ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)


サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)


発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等があらわれることがある。なお、モノアミン酸化酵素阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からモノアミン酸化酵素阻害剤に切りかえるときには、2~3日間の間隔をおくことが望ましい。


詳細は不明であるが、相加・相乗作用によると考えられる。


相互作用:併用注意

アルコール


本剤の作用が増強さ


れることがある。


アルコールが肝での本剤の代謝を阻害し、血中濃度が上昇すると考えられる。


抗コリン作動薬


ブチルスコポラミン臭化物


本剤の作用が増強さ


れることがある。


併用によって受容体部位での抗コリン作用が相加される。


コリン作動薬


ピロカルピン塩酸塩


本剤がこれらの薬剤の作用を減弱することがある。


本剤がこれらの薬剤


の作用に拮抗すると


考えられる。


アドレナリン作動薬


アドレナリン


ノルアドレナリン


アドレナリン作動薬の作用が増強されることがある。


三環系抗うつ剤は交感神経末梢へのノルアドレナリンの取り込みを抑制し、受容体のアドレナリン作動性を上昇させ、作用を増強させることがある。


中枢神経抑制剤


バルビツール酸誘導体


本剤の治療量において血中濃度が減少することがある。


本剤の中毒量において本剤の作用が増強されることがある。


本剤の治療量において、本剤の肝での代謝が増加することがある。


本剤の中毒量における有害作用を増強することがある。


降圧剤


グアネチジン硫酸塩


硫酸ベタニジン


降圧剤の作用を減弱することがある。


本剤はアドレナリン作動性神経末でのグアネチジンの取り込みを阻害し、降圧作用を減弱させると考えられている。


スルファメトキサゾール・トリメトプリム


本剤の作用を減弱するおそれがある。


機序不明


カリウム製剤(徐放性、腸溶剤)


カリウム製剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。


本剤の抗コリン作用により消化管運動が抑制される。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム


抗凝血作用を増強するおそれがある。


ワルファリンの肝での代謝が阻害されると考えられている。


トラマドール塩酸塩


痙攣発作の危険性が増大するとの報告がある。


機序不明


血糖降下剤


インスリン


経口血糖降下剤


これらの薬剤の血糖降下作用を増強することがある。


機序は不明であるが、他の三環系抗うつ剤でインスリン感受性を増強する等の報告がある。


バルプロ酸ナトリウム


本剤の作用が増強されることがある。


本剤の血中濃度が上昇することがある。


CYP3A4誘導作用を有する薬剤等


カルバマゼピン


フェニトイン


セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort)含有食品


本剤の作用を減弱するおそれがある。


本剤の血中濃度を減少させると考えられる。


CYP3A4阻害作用を有する薬剤


リトナビル


ホスアンプレナビル


本剤の作用を増強するおそれがある。


本剤の血中濃度を増加させると考えられる。


CYP2D6阻害作用を有する薬剤


選択的セロトニン再取り込み阻害剤


フルボキサミン


パロキセチン


抗不整脈剤


キニジン


プロパフェノン


フレカイニド


シメチジン


フェノチアジン系製剤


本剤の作用を増強するおそれがある。


本剤の血中濃度を増加させると考えられる。


副作用:重大な副作用

1: 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)

-無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、またミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。2: セロトニン症候群(頻度不明)

-不安、焦燥、せん妄、興奮、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクロヌス、反射亢進、下痢等があらわれた場合には投与を中止し、水分の補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。3: 心筋梗塞(頻度不明)

4: 幻覚、せん妄、精神錯乱、痙攣(いずれも頻度不明)

5: 顔・舌部の浮腫(0.1%未満)

6: 無顆粒球症、骨髄抑制(いずれも頻度不明)

7: 麻痺性イレウス(頻度不明)

-腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)があらわれた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。8: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

-低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと,。

副作用:その他副作用


循環器 -血圧低下、頻脈-血圧上昇、動悸、不整脈、心発作、心ブロック
精神神経系 -眠気-振戦等のパーキンソン症状、運動失調、四肢の知覚異常、焦燥-構音障害-不眠、不安、口周部等の不随意運動(長期投与時)
過敏症 -発疹-蕁麻疹
血液 -白血球減少
肝臓 -黄疸-肝機能障害、AST上昇、ALT上昇
消化器 -口渇-悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、便秘-味覚異常
泌尿器 -排尿困難-尿閉
その他 -ふらつき、頭痛、眩暈、倦怠感、発汗、視調節障害-眼内圧亢進-体重増加

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ