薬剤詳細データ

一般名

クロザピン

製品名

クロザリル錠25mg

薬効名

精神神経用剤

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薬剤名

クロザリル錠25mg

yj-code

1179049F1021

添付文書No

1179049F1021_1_22

改定年月

2024-10

第4版

一般名

クロザピン

薬効分類名

治療抵抗性統合失調症治療薬


用法・用量

通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2~3回に分けて経口投与する。維持量は1日200~400mgを2~3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。

効能・効果

治療抵抗性統合失調症

相互作用:併用禁忌

骨髄抑制を起こす可能性のある薬剤放射線療法化学療法


無顆粒球症の発現が増加するおそれがある。


血液障害の副作用が相互に増強される可能性がある。


持効性抗精神病剤


ハロペリドールデカン酸エステル注射液(ハロマンス、ネオペリドール)フルフェナジンデカン酸エステル注射液(フルデカシン)リスペリドン持効性懸濁注射液(リスパダール コンスタ)パリペリドンパルミチン酸エステル持効性懸濁注射液(ゼプリオン)アリピプラゾール水和物持続性注射剤(エビリファイ持続性水懸筋注用)


副作用発現に対し速やかに対応できないため、血中から薬剤が消失するまで本剤を投与しないこと。


血中から消失するまでに時間を要する。


アドレナリン作動薬


アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)(ボスミン)ノルアドレナリン(ノルアドリナリン),


アドレナリンの作用を反転させ、重篤な血圧低下を起こすおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧上昇作用が減弱し、アドレナリンの昇圧作用が反転するおそれがある。


相互作用:併用注意

アルコールMAO阻害剤中枢神経抑制剤


抗ヒスタミン剤ベンゾジアゼピン系薬剤麻薬系鎮痛剤等


鎮静、傾眠等の中枢神経抑制作用が強くあらわれるおそれがある。


相互に中枢神経抑制作用が増強される可能性が考えられる。


ベンゾジアゼピン系薬剤


循環虚脱を発現する危険性が高まり、重度の循環虚脱から心停止、呼吸停止に至るおそれがある。


心循環系の副作用が相互に増強されると考えられる。


抗コリン作用を有する薬剤


抗コリン作用を増強するおそれがある。


共に抗コリン作用を有する。


降圧剤


血圧低下、起立性低血圧があらわれるおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用により降圧剤の作用を増強する可能性が考えられる。


呼吸抑制作用を有する薬剤


呼吸抑制作用を増強するおそれがある。


共に呼吸抑制作用を有する。


リチウム製剤


悪性症候群発現の危険性が増加するとの報告がある。


機序は不明である。


バルプロ酸


てんかん発作、せん妄があらわれたとの報告がある。


機序は不明である。


CYP3A4を誘導する薬剤


リファンピシンカルバマゼピンフェニトイン等


本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱されるおそれがある。なお、喫煙については、喫煙の中止により本剤の血中濃度が増加する可能性がある。


これらの薬剤はCYP3A4を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。


CYP1A2を誘導する薬剤


オメプラゾールニコチン(喫煙)等


本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱されるおそれがある。なお、喫煙については、喫煙の中止により本剤の血中濃度が増加する可能性がある。


これらの薬剤はCYP1A2を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。なお、喫煙については、喫煙の中止によりCYP1A2活性が低下し、本剤の代謝が低下する可能性がある。


CYP1A2を阻害する薬剤


フルボキサミンシプロフロキサシン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


これらの薬剤はCYP1A2を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


カフェイン


カフェインの摂取により本剤の血中濃度が上昇し、5日間カフェインの摂取を中止すると、本剤の血中濃度が50%減少したとの報告がある。


これらの薬剤はCYP1A2を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


CYP3A4を阻害する薬剤


エリスロマイシンシメチジンアゾール系抗真菌剤


イトラコナゾールボリコナゾール等


HIVプロテアーゼ阻害剤


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


これらの薬剤はCYP3A4を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


セルトラリン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


CYP3A4の競合により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。


パロキセチン


併用中の患者において、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。


代謝酵素の抑制又は競合により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。


QTを延長させる又は電解質異常を引き起こすことが知られている薬剤


QT延長が起こるおそれがある。


併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。


アドレナリン含有歯科麻酔剤


リドカイン・アドレナリン


重篤な血圧低下を起こすおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧上昇作用が減弱し、アドレナリンの昇圧作用が反転するおそれがある。


副作用:重大な副作用

1: 無顆粒球症、白血球減少症(いずれも2.6%)、好中球減少症(7.8%)

-通常、投与中止により回復するが、致死的な転帰をたどる可能性もある。,,,2: 心筋炎、心筋症(いずれも頻度不明)、心膜炎(1.3%)、心嚢液貯留(5.2%)

-死亡例も報告されている。安静時の持続性頻脈、動悸、不整脈、胸痛や心不全の症状又は徴候(原因不明の疲労、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には循環器内科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、投与初期により多く報告されているので、投与初期及び増量時には患者の状態を注意深く観察すること。3: 胸膜炎(頻度不明)

-感染を伴わない胸膜炎があらわれることがあるので、呼吸困難、発熱、胸痛等があらわれた場合には速やかに胸部X線検査等を実施すること。異常が認められた場合には感染症等との鑑別診断を行い、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。4: 高血糖(9.1%)、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡(いずれも頻度不明)

-高血糖があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至った例も報告されている。臨床症状の観察を十分に行い、口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意し、異常が認められた場合には速やかに糖尿病治療に関する十分な知識と経験を有する医師と連携して適切な対応を行うこと。また、糖尿病性ケトアシドーシス又は糖尿病性昏睡の徴候が認められた場合には投与を中止し、インスリン製剤を投与するなど適切な処置を行うこと。,,,,,,5: 悪性症候群(1.3%)

-無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合には投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。6: てんかん発作(1.3%)、痙攣(2.6%)、ミオクローヌス発作(1.3%)

-本剤は用量依存的に痙攣閾値低下をもたらし、脳波変化を生じ、痙攣発作を引き起こすおそれがある。特にてんかんの既往歴のある患者では注意深く観察を行い、本剤の急激な増量を行わないこと。このような場合には減量又は中止し、抗痙攣剤を投与するなど適切な処置を行うこと。7: 起立性低血圧(15.6%)、失神、循環虚脱(いずれも頻度不明)

-起立性低血圧、失神があらわれることがあり、循環虚脱から心停止、呼吸停止に至ることもある。投与初期の漸増を行う時期に急激に増量した場合により多くみられるため、注意深く観察すること。8: 肺塞栓症、深部静脈血栓症(いずれも頻度不明)

-肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓塞栓症があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。9: 劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)

10: 腸閉塞(5.2%)、麻痺性イレウス、腸潰瘍、腸管穿孔(いずれも頻度不明)

-本剤の抗コリン作用により腸閉塞、麻痺性イレウス、腸潰瘍、腸管穿孔があらわれ、死亡に至った例も報告されている。便秘等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


血液及びリンパ系障害 -白血球増加(33.8%)、好酸球増加(13.0%)-血小板減少、血小板増加、貧血
代謝及び栄養障害 -口渇、体重増加(18.2%)、体重減少、高トリグリセリド血症(14.3%)-高コレステロール血症
精神神経系障害 -傾眠(63.6%)、めまい(20.8%)、頭痛(10.4%)-鎮静-錯乱、せん妄、落ち着きのなさ、不安・焦燥・興奮、強迫症状、吃音、コリン作動性薬物離脱症候群(発汗、頭痛、悪心、嘔吐、下痢等)、下肢静止不能症候群
錐体外路症状 -振戦(19.5%)、アカシジア、構語障害、遅発性ジスキネジア-筋固縮、ジストニア(側反弓)
眼障害 -霧視
心障害 -頻脈(26.0%)、心電図変化-QT延長-不整脈、動悸、心房細動
血管障害 -血圧低下-高血圧
呼吸器系障害 -肺炎-誤嚥、嚥下性肺炎、呼吸抑制、呼吸停止、下気道感染
消化器系障害 -流涎過多(46.8%)、便秘(33.8%)、悪心(24.7%)、嘔吐(23.4%)、消化不良-嚥下障害、耳下腺腫大、下痢-口内乾燥
肝臓・胆管系障害 -肝機能検査値上昇(ALT増加(33.8%)、AST増加(15.6%)、γ-GTP増加(15.6%)等)-膵炎
皮膚・皮下組織障害 -発疹-血管性浮腫
腎臓・泌尿器系障害 -尿失禁(13.0%)-尿閉-間質性腎炎
生殖器障害 -持続勃起症、逆行性射精
全身障害 -疲労・けん怠感(16.9%)、発熱(16.9%)、発汗・体温調節障害-筋力低下、筋肉痛
臨床検査 -CK増加(10.4%)、ALP増加(14.3%)、LDH増加、プロラクチン増加(13.0%)、TSH低下(10.4%)-脳波異常

薬剤名

クロザリル錠25mg

yj-code

1179049F1021

添付文書No

1179049F1021_1_22

改定年月

2024-10

第4版

一般名

クロザピン

薬効分類名

治療抵抗性統合失調症治療薬


用法・用量

通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2~3回に分けて経口投与する。維持量は1日200~400mgを2~3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。

効能・効果

治療抵抗性統合失調症

相互作用:併用禁忌

骨髄抑制を起こす可能性のある薬剤放射線療法化学療法


無顆粒球症の発現が増加するおそれがある。


血液障害の副作用が相互に増強される可能性がある。


持効性抗精神病剤


ハロペリドールデカン酸エステル注射液(ハロマンス、ネオペリドール)フルフェナジンデカン酸エステル注射液(フルデカシン)リスペリドン持効性懸濁注射液(リスパダール コンスタ)パリペリドンパルミチン酸エステル持効性懸濁注射液(ゼプリオン)アリピプラゾール水和物持続性注射剤(エビリファイ持続性水懸筋注用)


副作用発現に対し速やかに対応できないため、血中から薬剤が消失するまで本剤を投与しないこと。


血中から消失するまでに時間を要する。


アドレナリン作動薬


アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)(ボスミン)ノルアドレナリン(ノルアドリナリン),


アドレナリンの作用を反転させ、重篤な血圧低下を起こすおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧上昇作用が減弱し、アドレナリンの昇圧作用が反転するおそれがある。


相互作用:併用注意

アルコールMAO阻害剤中枢神経抑制剤


抗ヒスタミン剤ベンゾジアゼピン系薬剤麻薬系鎮痛剤等


鎮静、傾眠等の中枢神経抑制作用が強くあらわれるおそれがある。


相互に中枢神経抑制作用が増強される可能性が考えられる。


ベンゾジアゼピン系薬剤


循環虚脱を発現する危険性が高まり、重度の循環虚脱から心停止、呼吸停止に至るおそれがある。


心循環系の副作用が相互に増強されると考えられる。


抗コリン作用を有する薬剤


抗コリン作用を増強するおそれがある。


共に抗コリン作用を有する。


降圧剤


血圧低下、起立性低血圧があらわれるおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用により降圧剤の作用を増強する可能性が考えられる。


呼吸抑制作用を有する薬剤


呼吸抑制作用を増強するおそれがある。


共に呼吸抑制作用を有する。


リチウム製剤


悪性症候群発現の危険性が増加するとの報告がある。


機序は不明である。


バルプロ酸


てんかん発作、せん妄があらわれたとの報告がある。


機序は不明である。


CYP3A4を誘導する薬剤


リファンピシンカルバマゼピンフェニトイン等


本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱されるおそれがある。なお、喫煙については、喫煙の中止により本剤の血中濃度が増加する可能性がある。


これらの薬剤はCYP3A4を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。


CYP1A2を誘導する薬剤


オメプラゾールニコチン(喫煙)等


本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱されるおそれがある。なお、喫煙については、喫煙の中止により本剤の血中濃度が増加する可能性がある。


これらの薬剤はCYP1A2を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。なお、喫煙については、喫煙の中止によりCYP1A2活性が低下し、本剤の代謝が低下する可能性がある。


CYP1A2を阻害する薬剤


フルボキサミンシプロフロキサシン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


これらの薬剤はCYP1A2を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


カフェイン


カフェインの摂取により本剤の血中濃度が上昇し、5日間カフェインの摂取を中止すると、本剤の血中濃度が50%減少したとの報告がある。


これらの薬剤はCYP1A2を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


CYP3A4を阻害する薬剤


エリスロマイシンシメチジンアゾール系抗真菌剤


イトラコナゾールボリコナゾール等


HIVプロテアーゼ阻害剤


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


これらの薬剤はCYP3A4を阻害することから本剤の代謝が阻害されると考えられる。


セルトラリン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合は用量に注意すること。


CYP3A4の競合により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。


パロキセチン


併用中の患者において、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。


代謝酵素の抑制又は競合により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。


QTを延長させる又は電解質異常を引き起こすことが知られている薬剤


QT延長が起こるおそれがある。


併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。


アドレナリン含有歯科麻酔剤


リドカイン・アドレナリン


重篤な血圧低下を起こすおそれがある。


本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧上昇作用が減弱し、アドレナリンの昇圧作用が反転するおそれがある。


副作用:重大な副作用

1: 無顆粒球症、白血球減少症(いずれも2.6%)、好中球減少症(7.8%)

-通常、投与中止により回復するが、致死的な転帰をたどる可能性もある。,,,2: 心筋炎、心筋症(いずれも頻度不明)、心膜炎(1.3%)、心嚢液貯留(5.2%)

-死亡例も報告されている。安静時の持続性頻脈、動悸、不整脈、胸痛や心不全の症状又は徴候(原因不明の疲労、呼吸困難、頻呼吸等)が認められた場合には循環器内科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、投与初期により多く報告されているので、投与初期及び増量時には患者の状態を注意深く観察すること。3: 胸膜炎(頻度不明)

-感染を伴わない胸膜炎があらわれることがあるので、呼吸困難、発熱、胸痛等があらわれた場合には速やかに胸部X線検査等を実施すること。異常が認められた場合には感染症等との鑑別診断を行い、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。4: 高血糖(9.1%)、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡(いずれも頻度不明)

-高血糖があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至った例も報告されている。臨床症状の観察を十分に行い、口渇、多飲、多尿、頻尿等の症状の発現に注意し、異常が認められた場合には速やかに糖尿病治療に関する十分な知識と経験を有する医師と連携して適切な対応を行うこと。また、糖尿病性ケトアシドーシス又は糖尿病性昏睡の徴候が認められた場合には投与を中止し、インスリン製剤を投与するなど適切な処置を行うこと。,,,,,,5: 悪性症候群(1.3%)

-無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合には投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。6: てんかん発作(1.3%)、痙攣(2.6%)、ミオクローヌス発作(1.3%)

-本剤は用量依存的に痙攣閾値低下をもたらし、脳波変化を生じ、痙攣発作を引き起こすおそれがある。特にてんかんの既往歴のある患者では注意深く観察を行い、本剤の急激な増量を行わないこと。このような場合には減量又は中止し、抗痙攣剤を投与するなど適切な処置を行うこと。7: 起立性低血圧(15.6%)、失神、循環虚脱(いずれも頻度不明)

-起立性低血圧、失神があらわれることがあり、循環虚脱から心停止、呼吸停止に至ることもある。投与初期の漸増を行う時期に急激に増量した場合により多くみられるため、注意深く観察すること。8: 肺塞栓症、深部静脈血栓症(いずれも頻度不明)

-肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓塞栓症があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。9: 劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)

10: 腸閉塞(5.2%)、麻痺性イレウス、腸潰瘍、腸管穿孔(いずれも頻度不明)

-本剤の抗コリン作用により腸閉塞、麻痺性イレウス、腸潰瘍、腸管穿孔があらわれ、死亡に至った例も報告されている。便秘等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

副作用:その他副作用


血液及びリンパ系障害 -白血球増加(33.8%)、好酸球増加(13.0%)-血小板減少、血小板増加、貧血
代謝及び栄養障害 -口渇、体重増加(18.2%)、体重減少、高トリグリセリド血症(14.3%)-高コレステロール血症
精神神経系障害 -傾眠(63.6%)、めまい(20.8%)、頭痛(10.4%)-鎮静-錯乱、せん妄、落ち着きのなさ、不安・焦燥・興奮、強迫症状、吃音、コリン作動性薬物離脱症候群(発汗、頭痛、悪心、嘔吐、下痢等)、下肢静止不能症候群
錐体外路症状 -振戦(19.5%)、アカシジア、構語障害、遅発性ジスキネジア-筋固縮、ジストニア(側反弓)
眼障害 -霧視
心障害 -頻脈(26.0%)、心電図変化-QT延長-不整脈、動悸、心房細動
血管障害 -血圧低下-高血圧
呼吸器系障害 -肺炎-誤嚥、嚥下性肺炎、呼吸抑制、呼吸停止、下気道感染
消化器系障害 -流涎過多(46.8%)、便秘(33.8%)、悪心(24.7%)、嘔吐(23.4%)、消化不良-嚥下障害、耳下腺腫大、下痢-口内乾燥
肝臓・胆管系障害 -肝機能検査値上昇(ALT増加(33.8%)、AST増加(15.6%)、γ-GTP増加(15.6%)等)-膵炎
皮膚・皮下組織障害 -発疹-血管性浮腫
腎臓・泌尿器系障害 -尿失禁(13.0%)-尿閉-間質性腎炎
生殖器障害 -持続勃起症、逆行性射精
全身障害 -疲労・けん怠感(16.9%)、発熱(16.9%)、発汗・体温調節障害-筋力低下、筋肉痛
臨床検査 -CK増加(10.4%)、ALP増加(14.3%)、LDH増加、プロラクチン増加(13.0%)、TSH低下(10.4%)-脳波異常

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
男性 566,557 0 4,580 56,847 189,414 201,767 87,228 19,533 7,188 0 0 0
女性 612,642 0 13,350 89,724 201,927 186,682 91,700 23,474 5,785 0 0 0
合計 1,179,201 0 17,930 146,571 391,341 388,449 178,928 43,007 12,973 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道29,722
東北72,942
関東279,266
中部270,000
近畿88,941
中国・四国148,643
九州288,132
合計1,179,201
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道29,722
北東北25,887
南東北25,086
北関東107,647
南関東171,619
甲信越52,206
北陸69,169
東海160,774
関西76,792
中国121,715
四国26,928
北九州133,562
南九州88,402
沖縄132,336
合計1,179,201
都道府県別
都道府県名 合計
北海道29,722
青森県19,153
岩手県21,969
宮城県9,826
秋田県6,734
山形県6,804
福島県8,456
茨城県45,440
栃木県21,357
群馬県40,850
埼玉県5,826
千葉県96,153
東京都40,200
神奈川県29,440
新潟県33,416
富山県7,013
石川県34,854
福井県27,302
山梨県0
長野県18,790
岐阜県32,061
静岡県53,716
愛知県62,848
三重県12,149
滋賀県2,646
京都府1,732
大阪府55,607
兵庫県14,623
奈良県0
和歌山県2,184
鳥取県0
島根県17,852
岡山県67,494
広島県36,369
山口県0
徳島県5,926
香川県8,428
愛媛県9,082
高知県3,492
福岡県72,581
佐賀県18,114
長崎県0
熊本県40,725
大分県2,142
宮崎県71,478
鹿児島県16,924
沖縄県66,168
合計1,179,201
更新予告まとめ