薬剤詳細データ

一般名

エスシタロプラムシュウ酸塩

製品名

エスシタロプラム錠10mg「VTRS」

薬効名

選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)

添付文書(抜粋)

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薬剤名

エスシタロプラム錠10mg「VTRS」

yj-code

1179054F1049

添付文書No

1179054F1049_1_05

改定年月

2024-07

第5版

一般名

エスシタロプラムシュウ酸塩

薬効分類名

選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)


用法・用量

通常、成人にはエスシタロプラムとして10mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。

効能・効果

うつ病・うつ状態、社会不安障害

相互作用:併用禁忌

モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤


セレギリン塩酸塩


エフピー


ラサギリンメシル酸塩


アジレクト


サフィナミドメシル酸塩


エクフィナ


,


セロトニン症候群があらわれることがある。MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後14日間以内の患者には投与しないこと。また、本剤投与後にMAO阻害剤を投与する場合には、14日間以上の間隔をあけること。


セロトニンの分解が阻害され、脳内セロトニン濃度が高まると考えられる。


ピモジド


,,


本剤のラセミ体であるシタロプラムとピモジドとの併用により、QT延長が発現したとの報告がある。


機序は不明である。


相互作用:併用注意

セロトニン作用薬


トリプタン系薬剤


スマトリプタンコハク酸塩 等


選択的セロトニン再取り込み阻害剤


セロトニン前駆物質(L-トリプトファン)含有製剤又は食品等


トラマドール塩酸塩


リネゾリド


炭酸リチウム


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 等


セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと。


本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、セロトニン作用が増強することがある。


メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)


セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。これらの薬物を併用する際には観察を十分に行うこと。


メチルチオニニウム塩化物水和物はMAO阻害作用を有するため、セロトニン作用が増強される。


三環系抗うつ剤


イミプラミン塩酸塩


クロミプラミン塩酸塩


ノルトリプチリン塩酸塩 等


フェノチアジン系抗精神病剤


リスペリドン


ブチロフェノン系抗精神病剤


ハロペリドール


抗不整脈剤


フレカイニド酢酸塩


プロパフェノン塩酸塩


これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、これらの薬剤を減量するなど注意すること。


本剤がこれらの薬剤の代謝酵素であるCYP2D6を阻害することによると考えられる。


β遮断剤


メトプロロール酒石酸塩


メトプロロールの血中濃度が上昇するおそれがあるので、メトプロロールを減量するなど注意すること。


本剤がこれらの薬剤の代謝酵素であるCYP2D6を阻害することによると考えられる。


シメチジン


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤を減量するなど注意すること。


シメチジンが本剤の代謝酵素を阻害することによると考えられる。


オメプラゾール


ランソプラゾール


チクロピジン塩酸塩


本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤を減量するなど注意すること。


これらの薬剤が本剤の代謝酵素であるCYP2C19を阻害することによると考えられる。


ワルファリンカリウム


本剤のラセミ体であるシタロプラムとワルファリンとの併用により、ワルファリンのプロトロンビン時間が軽度延長(約5%)したとの報告がある。本剤の投与を開始もしくは中止する場合は、プロトロンビン時間を慎重にモニターすること。


機序は不明である。


出血傾向が増強する薬剤


非定型抗精神病剤


フェノチアジン系抗精神病剤


三環系抗うつ剤


アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤


ワルファリンカリウム 等


出血傾向が増強することがある。


SSRIの投与により血小板凝集能が阻害され、これらの薬剤との併用により出血傾向が増強することがある。


アルコール(飲酒)


本剤服用中は飲酒を避けることが望ましい。


他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている。


QT延長を起こすことが知られている薬剤


,


QT延長を起こすおそれがある。


併用によりQT延長作用が相加的に増強するおそれがある。


副作用:重大な副作用

1: 痙攣(0.1%)

2: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

-低ナトリウム血症、頭痛、集中力の欠如、記憶障害、錯乱、幻覚、痙攣、失神等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。3: セロトニン症候群(頻度不明)

-不安、焦燥、興奮、振戦、ミオクローヌス、高熱等のセロトニン症候群があらわれることがある。セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため、特に注意すること。異常が認められた場合には投与を中止し、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。,,4: QT延長(頻度不明)、心室頻拍(torsade de pointesを含む)(頻度不明)

-,,,,,,

副作用:その他副作用


全身症状 -倦怠感-異常感-無力症、浮腫、熱感、発熱、悪寒、疲労、体重増加、体重減少
過敏症 -発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒-アナフィラキシー反応、血管浮腫
精神神経系 -傾眠(22.6%)、浮動性めまい、頭痛-あくび、不眠症、体位性めまい、感覚鈍麻、易刺激性(いらいら感、焦燥)-アカシジア、睡眠障害、異常夢(悪夢を含む)、激越、不安、錯乱状態、躁病、落ち着きのなさ、錯感覚(ピリピリ感等)、振戦、リビドー減退、歯ぎしり-パニック発作、精神運動不穏、失神、幻覚、神経過敏、離人症、ジスキネジー、運動障害、無オルガズム症
消化器 -悪心(20.7%)、口渇-腹部不快感、下痢、食欲減退、腹痛、嘔吐、便秘-腹部膨満、胃炎、食欲亢進、消化不良
循環器 -動悸-起立性低血圧、QT延長-頻脈、徐脈
血液 -赤血球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、白血球増加、血小板増加、血小板減少、鼻出血-出血傾向(斑状出血、消化管出血等)
肝臓 -AST・ALT・Al-P・γ-GTP・ビリルビンの上昇等の肝機能検査値異常-肝炎
筋骨格系 -関節痛、筋肉痛、肩こり、こわばり
泌尿器・生殖器 -排尿困難、尿蛋白陽性、射精障害-頻尿、尿閉、不正出血、勃起不全、射精遅延-持続勃起症、月経過多
その他 -回転性めまい、耳鳴、多汗症-副鼻腔炎、味覚異常、脱毛、コレステロール上昇、血中ナトリウム低下、乳汁漏出、胸部不快感、寝汗、羞明、霧視、過換気、尿糖陽性-視覚異常、散瞳、高プロラクチン血症

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
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南関東0
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北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
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都道府県別
都道府県名 合計
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更新予告まとめ