薬剤詳細データ

一般名

アミノフィリン水和物

製品名

ネオフィリン錠100mg

薬効名

強心剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ネオフィリン錠100mg

yj-code

2115002F1057

添付文書No

2115002F1057_3_02

改定年月

2023-10

第1版

一般名

アミノフィリン水和物

薬効分類名

強心・喘息治療剤


用法・用量

アミノフィリン水和物として、通常成人1日300~400mgを、3~4回分割経口投与する。小児には、1回2~4mg/kgを1日3~4回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

気管支喘息、喘息性(様)気管支炎、閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎など)における呼吸困難、肺性心、うっ血性心不全、心臓喘息(発作予防)

相互作用:併用禁忌

アデノシン


(アデノスキャン)


本剤によりアデノシンによる冠血流速度の増加及び冠血管抵抗の減少を抑制し、虚血診断に影響を及ぼすことがある。アデノシン(アデノスキャン)を投与する場合は12時間以上の間隔をあけること。


本剤はアデノシン受容体に拮抗するため、アデノシンの作用を減弱させる。


相互作用:併用注意

他のキサンチン系薬剤


テオフィリン


ジプロフィリン


カフェイン水和物等


中枢神経興奮薬


エフェドリン塩酸塩


マオウ等


過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


併用により中枢神経刺激作用が増強される。


交感神経刺激剤(β刺激剤)


イソプレナリン塩酸塩


クレンブテロール塩酸塩


ツロブテロール塩酸塩


テルブタリン硫酸塩


プロカテロール塩酸塩水和物等


低カリウム血症、心・血管症状(頻脈、不整脈等)等のβ刺激剤の副作用症状を増強させることがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


心刺激作用をともに有しており、β刺激剤の作用を増強するためと考えられる。低カリウム血症の増強についての機序は不明である。


ハロタン


不整脈等の副作用が増強することがある。また、連続併用によりテオフィリン血中濃度が上昇することがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


テオフィリンとハロタンの心臓に対する作用の相加又は相乗効果と考えられる。


ケタミン塩酸塩


痙攣があらわれることがある。痙攣の発現に注意し、異常が認められた場合には抗痙攣剤の投与など適切な処置を行うこと。


痙攣閾値が低下するためと考えられる。


シメチジン


メキシレチン塩酸塩


プロパフェノン塩酸塩


アミオダロン塩酸塩


エノキサシン水和物


ピペミド酸水和物


シプロフロキサシン塩酸塩


ノルフロキサシン


トスフロキサシントシル酸塩水和物


パズフロキサシンメシル酸塩


プルリフロキサシン


エリスロマイシン


クラリスロマイシン


ロキシスロマイシン


チアベンダゾール


チクロピジン塩酸塩


ベラパミル塩酸塩


ジルチアゼム塩酸塩


フルボキサミンマレイン酸塩


フルコナゾール


ジスルフィラム


デフェラシロクス


,


テオフィリンの中毒症状があらわれることがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


肝薬物代謝酵素が阻害され、テオフィリンクリアランスが低下するため、テオフィリン血中濃度が上昇すると考えられる。


アシクロビル


バラシクロビル塩酸塩


インターフェロン


イプリフラボン


シクロスポリン


アロプリノール


,


テオフィリンの中毒症状があらわれることがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


テオフィリン血中濃度の上昇によると考えられる。


リファンピシン


フェノバルビタール


ランソプラゾール


リトナビル


テオフィリンの効果が減弱することがある。テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行うこと。


肝薬物代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。


フェニトイン


カルバマゼピン


テオフィリン及び相手薬の効果が減弱することがある。テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行うこと。また、相手薬の効果減弱や血中濃度の低下に注意すること。


肝薬物代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。


ジピリダモール


ジピリダモールの作用を減弱させることがある。


アデノシン拮抗作用による。


ラマトロバン


ラマトロバンの血中濃度が上昇することがある。


ラマトロバンの血中濃度上昇についての機序は不明である。


リルゾール


リルゾールの作用を増強(副作用発現)するおそれがある。


in vitro試験でリルゾールの代謝を阻害することが示唆されている。


タバコ


,


禁煙(禁煙補助剤であるニコチン製剤使用時を含む)によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


喫煙により肝薬物代謝酵素が誘導され、テオフィリンクリアランスが上昇し、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。また、禁煙により血中濃度が上昇すると考えられる。


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。


セイヨウオトギリソウにより誘導された肝薬物代謝酵素が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシーショック(いずれも頻度不明)

-蕁麻疹、蒼白、発汗、血圧低下、呼吸困難等があらわれることがある。2: 痙攣、意識障害(いずれも頻度不明)

-痙攣又はせん妄、昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、抗痙攣剤の投与等適切な処置を行うこと。3: 急性脳症(頻度不明)

-痙攣、意識障害等に引き続き急性脳症に至ることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、抗痙攣剤の投与等適切な処置を行うこと。4: 横紋筋融解症(頻度不明)

-脱力感、筋肉痛、CK上昇等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うとともに横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。5: 消化管出血(頻度不明)

-潰瘍等による消化管出血(吐血、下血等)があらわれることがある。6: 赤芽球癆(頻度不明)

-貧血があらわれることがある。7: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-肝機能障害(AST、ALTの上昇等)、黄疸があらわれることがある。8: 頻呼吸、高血糖症(いずれも頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、瘙痒感、蕁麻疹、紅斑(多形滲出性紅斑等)、固定薬疹
精神神経系 -頭痛、不眠、神経過敏(興奮、不機嫌、いらいら感)、不安、めまい、耳鳴、振戦、しびれ、不随意運動、筋緊張亢進
循環器 -顔面潮紅、動悸、頻脈、顔面蒼白、不整脈(心室性期外収縮等)
消化器 -悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、腹部膨満感、消化不良(胸やけ等)、しゃっくり
泌尿器 -蛋白尿、頻尿
代謝異常 -血清尿酸値、CKの上昇等
肝臓 -AST、ALT、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等
血液 -貧血、好酸球増多
その他 -むくみ、倦怠感、関節痛、四肢痛、発汗、胸痛、低カリウム血症、鼻出血、しびれ(口、舌周囲)

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 276,229 0 3,054 3,450 5,382 15,000 21,408 34,937 77,317 92,132 21,509 2,040
女性 364,472 0 2,191 3,186 6,865 16,189 30,478 40,288 74,646 122,713 64,468 3,448
合計 642,780 0 5,245 6,636 12,247 31,189 51,886 75,225 151,963 214,845 85,977 5,488
男性 276,229 0 3,054 3,450 5,382 15,000 21,408 34,937 77,317 92,132 21,509 2,040
女性 364,472 0 2,191 3,186 6,865 16,189 30,478 40,288 74,646 122,713 64,468 3,448
合計 642,780 0 5,245 6,636 12,247 31,189 51,886 75,225 151,963 214,845 85,977 5,488
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道26,949
東北64,854
関東284,559
中部65,016
近畿62,719
中国・四国70,652
九州67,147
合計642,780
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道26,949
北東北12,321
南東北49,657
北関東77,684
南関東206,875
甲信越16,696
北陸8,322
東海45,619
関西57,098
中国55,279
四国15,373
北九州33,472
南九州28,163
沖縄11,024
合計642,780
都道府県別
都道府県名 合計
北海道26,949
青森県8,308
岩手県2,876
宮城県12,375
秋田県4,013
山形県6,359
福島県30,923
茨城県45,959
栃木県6,252
群馬県25,473
埼玉県49,858
千葉県34,323
東京都81,503
神奈川県41,191
新潟県3,712
富山県2,616
石川県5,706
福井県0
山梨県4,625
長野県8,359
岐阜県5,478
静岡県11,253
愛知県23,267
三重県5,621
滋賀県0
京都府6,230
大阪府17,332
兵庫県24,576
奈良県2,204
和歌山県6,756
鳥取県9,939
島根県5,268
岡山県21,748
広島県12,580
山口県5,744
徳島県0
香川県4,813
愛媛県3,638
高知県6,922
福岡県14,923
佐賀県3,424
長崎県4,459
熊本県3,018
大分県7,648
宮崎県5,086
鹿児島県23,077
沖縄県5,512
合計642,780
更新予告まとめ