薬剤詳細データ

一般名

【般】トリクロルメチアジド錠2mg

製品名

トリクロルメチアジド錠2mg「TCK」

薬効名

利尿剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

トリクロルメチアジド錠2mg「TCK」

yj-code

2132003F1451

添付文書No

2132003F1451_1_03

改定年月

2024-01

第1版

一般名

トリクロルメチアジド錠

薬効分類名

チアジド系降圧利尿剤


用法・用量

通常、成人にはトリクロルメチアジドとして1日2~8mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

効能・効果

高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物


ミニリンメルト(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


相互作用:併用注意

バルビツール酸誘導体


アヘンアルカロイド系麻薬


アルコール


臨床症状:起立性低血圧を増強することがある。


これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強されると考えられる。


昇圧アミン


ノルアドレナリン、アドレナリン


昇圧アミンの作用を減弱するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等を行うこと。


血管壁の反応性の低下及び交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出抑制が起こることが、動物試験で報告されている。


ツボクラリン及びその類似作用物質


ツボクラリン塩化物


麻痺作用を増強することがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。


利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強されると考えられている。


他の降圧剤


ACE阻害剤、β遮断剤


降圧作用を増強するおそれがあるので、降圧剤の用量調節等に注意すること。


作用機序が異なる降圧剤との併用により、降圧作用が増強されるとの報告がある。


ジギタリス剤


ジゴキシン、ジギトキシン


臨床症状:ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。


措置方法:血清カリウム値、ジギタリス血中濃度等に注意すること。


チアジド系利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na+-K+ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。


糖質副腎皮質ホルモン剤


ACTH


臨床症状:低カリウム血症が発現するおそれがある。


共にカリウム排泄作用を有する。


グリチルリチン製剤


甘草含有製剤


血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。


これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。


糖尿病用剤


SU剤、インスリン


糖尿病用剤の作用を著しく減弱するおそれがある。


機序は明確ではないが、チアジド系利尿剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。


リチウム


炭酸リチウム


臨床症状:リチウム中毒(振戦、消化器愁訴等)が増強される。


措置方法:血清リチウム濃度の測定を行うなど注意すること。


チアジド系利尿剤は遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑制するが、長期投与では近位尿細管で代償的にナトリウム、リチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇する。


コレスチラミン


利尿降圧作用が減弱される。


コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害される。


非ステロイド系消炎鎮痛剤


インドメタシン等


利尿降圧作用が減弱されることがある。


非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用による腎内プロスタグランジンの減少が、水・ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗する。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血(0.1%未満)

2: 低ナトリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。,3: 低カリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、脱力感、不整脈等を伴う低カリウム血症があらわれることがある。4: 間質性肺炎(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、顔面潮紅、光線過敏症--
血液 ---白血球減少、血小板減少、紫斑
代謝異常 -電解質失調(低クロール性アルカローシス、血中カルシウムの上昇等)、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症--
肝臓 ---肝炎
消化器 --食欲不振、悪心・嘔吐、口渇、腹部不快感、便秘-胃痛、膵炎、下痢、唾液腺炎
精神神経系 --眩暈、頭痛-知覚異常
眼 ---視力異常(霧視等)、黄視症
その他 --倦怠感、動悸-鼻閉、全身性紅斑性狼瘡の悪化、筋痙攣

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 994,385 0 0 0 9,547 60,595 125,811 202,561 334,384 218,268 43,219 0
女性 945,303 0 0 0 1,920 19,045 54,158 118,574 286,675 326,158 134,896 3,877
合計 1,941,864 0 0 0 11,467 79,640 179,969 321,135 621,059 544,426 178,115 3,877
男性 994,385 0 0 0 9,547 60,595 125,811 202,561 334,384 218,268 43,219 0
女性 945,303 0 0 0 1,920 19,045 54,158 118,574 286,675 326,158 134,896 3,877
合計 1,941,864 0 0 0 11,467 79,640 179,969 321,135 621,059 544,426 178,115 3,877
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道421,327
東北244,779
関東531,838
中部282,359
近畿275,775
中国・四国64,215
九州120,204
合計1,941,864
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道421,327
北東北35,396
南東北202,228
北関東140,854
南関東390,984
甲信越62,826
北陸20,814
東海217,624
関西256,870
中国42,055
四国22,160
北九州82,384
南九州37,820
沖縄0
合計1,941,864
都道府県別
都道府県名 合計
北海道421,327
青森県22,482
岩手県7,155
宮城県51,973
秋田県12,914
山形県107,566
福島県42,689
茨城県12,460
栃木県49,654
群馬県78,740
埼玉県156,787
千葉県88,235
東京都115,633
神奈川県30,329
新潟県39,770
富山県9,134
石川県10,024
福井県1,656
山梨県0
長野県23,056
岐阜県37,954
静岡県36,323
愛知県124,442
三重県18,905
滋賀県1,428
京都府20,179
大阪府90,180
兵庫県86,256
奈良県42,414
和歌山県16,413
鳥取県0
島根県9,876
岡山県14,078
広島県16,208
山口県1,893
徳島県0
香川県11,711
愛媛県0
高知県10,449
福岡県22,703
佐賀県15,828
長崎県22,188
熊本県4,836
大分県16,829
宮崎県4,429
鹿児島県33,391
沖縄県0
合計1,941,864
更新予告まとめ