薬剤詳細データ

一般名

【般】ヒドロクロロチアジド錠12.5mg

製品名

ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」

薬効名

利尿剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

ヒドロクロロチアジド錠12.5mg「トーワ」

yj-code

2132004F2037

添付文書No

2132004F1103_1_06

改定年月

2023-05

第1版

一般名

ヒドロクロロチアジド錠

薬効分類名

降圧利尿剤


用法・用量

通常、成人にはヒドロクロロチアジドとして1回25~100mgを1日1~2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

効能・効果

高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、薬剤(副腎皮質ホルモン、フェニルブタゾン等)による浮腫

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物


ミニリンメルト


(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


相互作用:併用注意

バルビツール酸誘導体


起立性低血圧が増強されることがある。


これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。


あへんアルカロイド系麻薬


起立性低血圧が増強されることがある。


あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。


アルコール


起立性低血圧が増強されることがある。


血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強される可能性がある。


昇圧アミン


ノルアドレナリン


アドレナリン


昇圧アミンの作用を減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させることが報告されている。


ツボクラリン及びその類似作用物質


ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物パンクロニウム臭化物


ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用を増強することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。


本剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強すると考えられている。


降圧作用を有する他の薬剤


ACE阻害剤β-遮断剤ニトログリセリン等


降圧作用を増強するおそれがある。降圧剤の用量調節等に注意すること。


作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。


ジギタリス剤


ジゴキシン


ジギトキシン


ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈等を起こすことがある。血清カリウム値に十分注意すること。


本剤による血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。


乳酸ナトリウム


チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがある。


本剤によるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがある。アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強させる。


炭酸リチウム


振戦、消化器愁訴等、リチウム中毒を増強することがある。血清リチウム濃度に注意すること。


本剤は腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。


糖質副腎皮質ホルモン剤


ACTH


低カリウム血症が発現することがある。


両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ。


グリチルリチン製剤


血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。


グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがある。従って両剤の併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。


糖尿病用剤


SU剤インスリン


糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがある。


機序は明確ではないが、本剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。


コレスチラミン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


コレスチラミンの吸着作用によりチアジド系薬剤の吸収が阻害されることがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン


チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。


非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じて本剤の作用と拮抗する。


スルフィンピラゾン


チアジド系薬剤はスルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作用を有すると考えられ、スルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血、溶血性貧血(頻度不明)

2: 壊死性血管炎(頻度不明)

3: 間質性肺炎、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(頻度不明)

-間質性肺炎、肺水腫があらわれることがある。また、ヒドロクロロチアジド服用後、数分から数時間以内に急性呼吸窮迫症候群が発現したとの報告がある。,,,4: 全身性紅斑性狼瘡の悪化(頻度不明)

5: アナフィラキシー(頻度不明)

6: 低ナトリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがある。,7: 低カリウム血症(頻度不明)

-倦怠感、脱力感、不整脈等を伴う低カリウム血症があらわれることがある。8: 急性近視、閉塞隅角緑内障(頻度不明)

-急性近視(霧視、視力低下等を含む)、閉塞隅角緑内障があらわれることがあるので、急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、速やかに眼科医の診察を受けるよう、患者に指導すること。

副作用:その他副作用


過敏症 -呼吸困難、発疹、じん麻疹、顔面潮紅、光線過敏症
血液 -白血球減少、血小板減少、紫斑
肝臓 -黄疸
代謝異常 -低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウムの上昇等の電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感-下痢・口渇-腹部の仙痛、膵炎、唾液腺炎、便秘
精神神経系 -眩暈-頭痛-知覚異常
眼 -視力異常(霧視等)、黄視症
循環器 -起立性低血圧-不整脈
皮膚 -皮膚エリテマトーデス
その他 -倦怠感-鼻閉-インポテンス、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、筋痙攣

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 5,368,024 22,251 12,515 9,521 83,719 482,380 1,040,382 1,290,932 1,481,002 819,398 136,378 1,171
女性 4,356,854 0 3,523 2,339 22,871 190,325 515,079 702,515 1,231,000 1,257,350 419,395 12,457
合計 9,738,595 22,251 16,038 11,860 106,590 672,705 1,555,461 1,993,447 2,712,002 2,076,748 555,773 13,628
男性 5,368,024 22,251 12,515 9,521 83,719 482,380 1,040,382 1,290,932 1,481,002 819,398 136,378 1,171
女性 4,356,854 0 3,523 2,339 22,871 190,325 515,079 702,515 1,231,000 1,257,350 419,395 12,457
合計 9,738,595 22,251 16,038 11,860 106,590 672,705 1,555,461 1,993,447 2,712,002 2,076,748 555,773 13,628
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道706,325
東北855,359
関東4,036,423
中部1,410,620
近畿1,002,068
中国・四国688,063
九州1,039,737
合計9,738,595
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道706,325
北東北357,534
南東北388,423
北関東637,221
南関東3,399,202
甲信越622,988
北陸71,629
東海822,576
関西895,495
中国484,470
四国203,593
北九州687,149
南九州296,864
沖縄111,448
合計9,738,595
都道府県別
都道府県名 合計
北海道706,325
青森県158,862
岩手県109,402
宮城県144,932
秋田県198,672
山形県71,473
福島県172,018
茨城県391,397
栃木県105,132
群馬県140,692
埼玉県789,026
千葉県528,473
東京都1,221,636
神奈川県860,067
新潟県168,399
富山県16,590
石川県41,480
福井県13,559
山梨県84,594
長野県369,995
岐阜県115,823
静岡県188,575
愛知県411,605
三重県106,573
滋賀県70,841
京都府122,746
大阪府359,518
兵庫県217,600
奈良県96,700
和歌山県28,090
鳥取県67,628
島根県54,945
岡山県68,290
広島県195,274
山口県98,333
徳島県36,212
香川県17,123
愛媛県42,744
高知県107,514
福岡県218,240
佐賀県19,087
長崎県120,592
熊本県247,304
大分県81,926
宮崎県96,504
鹿児島県200,360
沖縄県55,724
合計9,738,595
更新予告まとめ