薬剤詳細データ

一般名

トランドラプリル

製品名

トランドラプリル錠0.5mg「サワイ」

薬効名

アンジオテンシン変換酵素阻害剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

トランドラプリル錠0.5mg「サワイ」

yj-code

2144011F1090

添付文書No

2144011F1090_1_06

改定年月

2024-03

第1版

一般名

トランドラプリル

薬効分類名

アンジオテンシン変換酵素阻害剤


用法・用量

通常、成人にはトランドラプリルとして1~2mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、重症高血圧症又は腎障害を伴う高血圧症の患者では0.5mgから投与を開始することが望ましい。

効能・効果

高血圧症

相互作用:併用禁忌

デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行


リポソーバーⓇイムソーバTRⓇセルソーバⓇ等


血圧低下、潮紅、嘔気、嘔吐、腹痛、しびれ、熱感、呼吸困難、頻脈等の症状があらわれショックを起こすことがある。


陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートにより血中キニン系の代謝が亢進し、ブラジキニン産生が増大する。更にACE阻害剤はブラジキニンの代謝を阻害するため、ブラジキニンの蓄積が起こるとの考えが報告されている。


アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析


AN69Ⓡ


アナフィラキシーを発現することがある。


多陰イオン体であるAN69Ⓡにより血中キニン系の代謝が亢進し、ブラジキニン産生の増大をもたらし、更にACE阻害剤によりブラジキニンの代謝が妨げられ蓄積すると考えられている。


アリスキレンフマル酸塩


ラジレス(糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く。)


非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。


レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物


エンレスト


血管浮腫があらわれるおそれがある。この薬剤を投与する場合は、本剤を少なくとも36時間前に中止すること。また、この薬剤の投与終了後に本剤を投与する場合は、36時間以上の間隔をあけること。


相加的にブラジキニンの分解を抑制し、血管浮腫のリスクを増加させる可能性がある。


相互作用:併用注意

カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトントリアムテレン等


カリウム補給剤


塩化カリウム


血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム値に注意すること。


本剤のアンジオテンシンⅡ産生抑制によりアルドステロン分泌低下が起こり、血清カリウムの排泄を減少させると考えられている。(特に腎機能障害のある患者)


利尿降圧剤


トリクロルメチアジドヒドロクロロチアジド等


初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、投与は低用量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行い、用量を調節するなど注意すること。利尿降圧剤を投与開始直後の患者では特に注意すること。


利尿降圧剤により血漿レニン活性が上昇した状態となり、本剤併用によりレニン・アンジオテンシン系がブロックされる結果、急激な血圧低下を起こすと考えられている。


アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤


腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。


レニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


アリスキレンフマル酸塩


腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。


レニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。


リチウム


炭酸リチウム


リチウム中毒(振戦、消化器愁訴等)が報告されているので、血中のリチウム濃度に注意すること。


ACE阻害剤は腎でのナトリウム再吸収を抑制するため、競合的にリチウムの再吸収が促進されて、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられている。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン等


他のACE阻害剤との併用により、その降圧作用が減弱するとの報告がある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤はプロスタグランジン産生を抑制するため、ACE阻害剤のプロスタグランジン合成促進作用による血圧低下作用を減弱させると考えられている。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン等


腎機能が悪化している患者では、更に腎機能が悪化するおそれがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤はプロスタグランジン産生を抑制するため、腎血流量が低下すると考えられている。


カリジノゲナーゼ製剤


過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある。


本剤のキニン分解抑制作用とカリジノゲナーゼ製剤のキニン産生作用により、血中キニン濃度が増大し血管平滑筋の弛緩が増強される可能性がある。


降圧作用を有する薬剤


降圧剤硝酸剤等


降圧作用が増強することがある。


相加的に降圧作用を増強させる。


副作用:重大な副作用

1: 血管浮腫(頻度不明)

-呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、アドレナリン注射、気道確保等の適切な処置を行うこと。他のアンジオテンシン変換酵素阻害剤で、腸管の血管浮腫(症状:腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等)があらわれることが報告されている。2: 腎機能障害の増悪(頻度不明)

-腎機能障害の急性増悪があらわれることがある。3: 高カリウム血症(頻度不明)

4: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。5: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。6: 膵炎(頻度不明)

副作用:その他副作用


血液 -白血球減少-貧血、血小板減少
腎臓 -BUN、クレアチニンの上昇
過敏症 -発疹、そう痒-蕁麻疹
精神神経系 -頭痛、めまい-眠気
循環器 -動悸-意識障害
消化器 -嘔気、腹部不快感、腹部膨満感、便秘-嘔吐、下痢、腹痛
肝臓 -AST、ALT、Al-P、LDH等の上昇
呼吸器 -乾性の咳嗽-嗄声、息切れ、咽頭部刺激感等
その他 -CKの上昇-血清カリウムの上昇、尿酸の上昇、ほてり、倦怠感-低血糖

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
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更新予告まとめ