薬剤詳細データ

一般名

カルベジロール

製品名

アーチスト錠1.25mg

薬効名

血圧降下剤

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薬剤名

アーチスト錠1.25mg

yj-code

2149032F3024

添付文書No

2149032F1021_2_15

改定年月

2023-05

第1版

一般名

カルベジロール

薬効分類名

アーチスト錠1.25mg 慢性心不全治療剤


アーチスト錠2.5mg 慢性心不全治療剤、頻脈性心房細動治療剤


アーチスト錠10mg 持続性 高血圧・狭心症治療剤、慢性心不全治療剤、頻脈性心房細動治療剤


アーチスト錠20mg 持続性 高血圧・狭心症治療剤、頻脈性心房細動治療剤


用法・用量

〈本態性高血圧症(軽症~中等症)、腎実質性高血圧症〉 カルベジロールとして、通常、成人1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 〈狭心症〉 カルベジロールとして、通常、成人1回20mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 〈虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全〉 カルベジロールとして、通常、成人1回1.25mg、1日2回食後経口投与から開始する。1回1.25mg、1日2回の用量に忍容性がある場合には、1週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は必ず段階的に行い、1回投与量は1.25mg、2.5mg、5mg又は10mgのいずれかとし、いずれの用量においても、1日2回食後経口投与とする。通常、維持量として1回2.5~10mgを1日2回食後経口投与する。なお、年齢、症状により、開始用量はさらに低用量としてもよい。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減する。 〈頻脈性心房細動〉 カルベジロールとして、通常、成人1回5mgを1日1回経口投与から開始し、効果が不十分な場合には10mgを1日1回、20mgを1日1回へ段階的に増量する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は20mgを1日1回までとする。

効能・効果

本態性高血圧症(軽症~中等症) 腎実質性高血圧症 狭心症 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全 頻脈性心房細動

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤


レセルピン等


交感神経系に対し、過剰の抑制をきたすことがある。用量を調節する。


相互に交感神経抑制作用を増強すると考えられている。


血糖降下薬


インスリン等


血糖降下作用が増強されることがある。


非選択性β遮断薬はカテコールアミンと競合的に拮抗することにより、肝臓での糖新生を抑制すると考えられている。


カルシウム拮抗薬


ベラパミル塩酸塩等


心不全や低血圧を引き起こすことがある。


相互に心収縮力・刺激伝導系の抑制作用、血圧低下作用を増強すると考えられている。


ヒドララジン塩酸塩


本剤の作用が増強されるおそれがある。


ヒドララジン塩酸塩により、本剤の肝初回通過効果が減少し、血中濃度が上昇する可能性がある。


クロニジン塩酸塩


クロニジン塩酸塩中止後のリバウンド現象を増強する可能性がある。クロニジン塩酸塩から本剤へ変更する場合、クロニジン塩酸塩を中止した数日後から本剤を投与する。また、本剤中止後数日間はクロニジン塩酸塩を中止しない。


クロニジン塩酸塩中止により末梢でのノルアドレナリン遊離が増加するが、β遮断薬併用の場合、ノルアドレナリンの作用のうち、α刺激作用が優位になり、急激な血圧上昇を起こすと考えられている。


クラスⅠ抗不整脈薬


ジソピラミド、プロカインアミド塩酸塩等


過度の心機能抑制作用があらわれることがある。用量を調節する。


相互に心機能抑制作用を増強すると考えられている。


アミオダロン塩酸塩


心刺激伝導抑制障害(徐脈、心停止等)があらわれるおそれがある。定期的な心電図モニターを実施する。


アミオダロン塩酸塩により、本剤の肝初回通過効果が減少し、血中濃度が上昇する可能性がある。


シクロスポリン


シクロスポリンの血中濃度が上昇するおそれがある。用量を調節する。


機序不明


リファンピシン


本剤の作用が減弱されるおそれがある。


リファンピシンにより、薬物代謝酵素P450(主にCYP3A4)が誘導され、本剤の代謝が亢進し、血中濃度が低下すると考えられている。


シメチジン


本剤の作用が増強されるおそれがある。


これらの薬剤により、薬物代謝酵素P450が阻害され、本剤の代謝が抑制される結果、血中濃度が上昇すると考えられている。


選択的セロトニン再取り込み阻害剤


パロキセチン塩酸塩等


本剤の作用が増強されるおそれがある。


これらの薬剤により、薬物代謝酵素P450が阻害され、本剤の代謝が抑制される結果、血中濃度が上昇すると考えられている。


ジギタリス製剤


ジゴキシン等


心刺激伝導抑制障害(徐脈、房室ブロック等)があらわれるおそれがある。ジギタリスの濃度が上昇し、中毒症状が発現する可能性もある。用量を調節する。


相互に刺激伝導抑制作用を増強する可能性がある。また、ジギタリスの生物学的利用率が上昇し、血中濃度が上昇すると考えられている。


利尿降圧剤


フロセミド


トリクロルメチアジド


スピロノラクトン等


降圧作用が増強することがある。併用する場合は用量に注意する。


相加的に降圧作用を増強させる。


交感神経刺激剤


アドレナリン等


(1)相互の薬剤の効果が減弱する。(2)血圧上昇、徐脈があらわれることがある。


(1)本剤のβ遮断作用により、アドレナリンの作用が抑制される。また、アドレナリンのβ刺激作用により本剤のβ遮断作用が抑制される。(2)本剤のβ遮断作用により、α刺激作用が優位になると考えられている。


非ステロイド性消炎鎮痛剤


インドメタシン


ロキソプロフェン


アスピリン等


本剤の降圧作用が減弱するおそれがある。


非ステロイド性消炎鎮痛剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する。


副作用:重大な副作用

1: 高度な徐脈(頻度不明)、ショック(頻度不明)、完全房室ブロック(頻度不明)、心不全(頻度不明)、心停止(頻度不明)

-重大な循環器系の副作用があらわれることがあるので、これらの症状があらわれた場合には減量又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。2: 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。3: 急性腎障害(頻度不明)

4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)

5: アナフィラキシー(頻度不明)

副作用:その他副作用

〈本態性高血圧症(軽症~中等症)、腎実質性高血圧症、狭心症、頻脈性心房細動〉
過敏症 -発疹、そう痒感
循環器 -徐脈、顔面潮紅-低血圧、動悸、頻脈、心房細動、期外収縮、脚ブロック、血圧上昇、心胸比増大、四肢冷感、房室ブロック、狭心症
呼吸器 -喘息様症状-咳嗽、呼吸困難、息切れ、鼻閉
精神神経系 -めまい、眠気、頭痛-失神、不眠、抑うつ、注意力低下、異常感覚(四肢のしびれ感等)、幻覚
消化器 -胃部不快感、嘔吐-悪心-便秘、下痢、食欲不振、腹痛
代謝 -CK上昇-血糖値上昇、尿酸上昇、総コレステロール上昇、ALP上昇、LDH上昇、低血糖、尿糖、トリグリセリド上昇、カリウム上昇、糖尿病悪化、カリウム低下、ナトリウム低下
肝臓 -AST上昇、ALT上昇
腎臓・泌尿器 -腎機能障害(BUN上昇、クレアチニン上昇等)、尿失禁、頻尿、蛋白尿
血液 -貧血、白血球減少、血小板減少
眼 -霧視、涙液分泌減少
その他 -倦怠感-浮腫、脱力感、勃起不全、耳鳴、疲労感、胸痛、疼痛、発汗、口渇〈虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全〉
過敏症 -発疹、そう痒感
循環器 -徐脈、動悸、頻脈、心房細動、期外収縮、房室ブロック、脚ブロック、低血圧、血圧上昇、四肢冷感、顔面潮紅-心胸比増大、狭心症
呼吸器 -呼吸困難、息切れ-喘息様症状、咳嗽、鼻閉
精神神経系 -めまい-不眠、頭痛-眠気、注意力低下、失神、抑うつ、異常感覚(四肢のしびれ感等)、幻覚
消化器 -悪心、胃部不快感、便秘、下痢、食欲不振-腹痛、嘔吐
代謝 -血糖値上昇、尿糖、LDH上昇、総コレステロール上昇、CK上昇-糖尿病悪化、ALP上昇、尿酸上昇、カリウム上昇、ナトリウム低下、カリウム低下-低血糖、トリグリセリド上昇
肝臓 -AST上昇、ALT上昇
腎臓・泌尿器 -腎機能障害(BUN上昇、クレアチニン上昇等)-蛋白尿-尿失禁、頻尿
血液 -貧血、血小板減少、白血球減少
眼 -霧視、涙液分泌減少
その他 -浮腫、倦怠感、疲労感、胸痛-耳鳴、脱力感、勃起不全、疼痛、発汗、口渇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 4,316,099 34,023 55,423 48,894 45,207 101,607 302,317 555,284 1,411,218 1,450,140 332,142 4,908
女性 4,163,685 38,834 43,986 32,977 28,998 81,430 157,038 307,141 1,041,644 1,683,691 754,602 26,009
合計 8,537,512 72,857 99,409 81,871 74,205 183,037 459,355 862,425 2,452,862 3,133,831 1,086,744 30,917
男性 4,316,099 34,023 55,423 48,894 45,207 101,607 302,317 555,284 1,411,218 1,450,140 332,142 4,908
女性 4,163,685 38,834 43,986 32,977 28,998 81,430 157,038 307,141 1,041,644 1,683,691 754,602 26,009
合計 8,537,512 72,857 99,409 81,871 74,205 183,037 459,355 862,425 2,452,862 3,133,831 1,086,744 30,917
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道230,444
東北553,670
関東3,566,673
中部1,040,018
近畿1,807,240
中国・四国650,034
九州689,432
合計8,537,512
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道230,444
北東北194,946
南東北309,523
北関東361,450
南関東3,205,223
甲信越230,916
北陸104,510
東海857,794
関西1,654,038
中国280,222
四国369,812
北九州538,400
南九州96,204
沖縄109,656
合計8,537,512
都道府県別
都道府県名 合計
北海道230,444
青森県132,270
岩手県49,201
宮城県152,324
秋田県62,676
山形県43,529
福島県113,670
茨城県192,628
栃木県95,546
群馬県73,276
埼玉県480,247
千葉県425,290
東京都1,518,143
神奈川県781,543
新潟県75,578
富山県26,256
石川県53,681
福井県24,573
山梨県30,412
長野県124,926
岐阜県107,594
静岡県250,772
愛知県346,226
三重県153,202
滋賀県68,329
京都府157,945
大阪府622,699
兵庫県590,293
奈良県106,512
和歌山県108,260
鳥取県10,476
島根県10,219
岡山県62,480
広島県133,022
山口県64,025
徳島県30,926
香川県114,392
愛媛県200,236
高知県24,258
福岡県209,154
佐賀県42,092
長崎県69,728
熊本県126,312
大分県91,114
宮崎県31,126
鹿児島県65,078
沖縄県54,828
合計8,537,512
更新予告まとめ