薬剤詳細データ

一般名

ニフェジピン腸溶細粒

製品名

セパミット-R細粒2%

薬効名

血管拡張剤

添付文書(抜粋)

添付文書の抜粋となっています。

最新の添付文書はこちらよりご参照ください

薬剤名

セパミット−R細粒2%

yj-code

2171014C2032

添付文書No

2171014C2032_3_06

改定年月

2024-09

第4版

一般名

ニフェジピン腸溶細粒

薬効分類名

カルシウム拮抗剤・ニフェジピン持効性製剤


用法・用量

〈本態性高血圧症〉 通常、成人にはニフェジピンとして1回10~20mgを1日2回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減する。 〈狭心症〉 通常、成人にはニフェジピンとして1回20mgを1日2回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

効能・効果

本態性高血圧症 狭心症

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

他の降圧剤


レセルピン


メチルドパ


プラゾシン塩酸塩等


相互に血圧低下作用を増強することがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下が認められた場合、本剤又は他の降圧剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う。


薬理学的な相加・相乗作用によるものと考えられている。


β遮断剤


アテノロール


アセブトロール塩酸塩


プロプラノロール塩酸塩等


相互に作用を増強することがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や心不全等の症状が認められた場合、本剤又はβ遮断剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う。


薬理学的な相加・相乗作用によるものと考えられている。


ジゴキシン


ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。ジゴキシン中毒症状(悪心・嘔吐、頭痛、視覚異常、不整脈等)が認められた場合、症状に応じジゴキシンの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


機序は完全には解明されていないが、ジゴキシンの腎及び腎外クリアランスが減少するためと考えられている。


シメチジン


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や頻脈等の症状が認められた場合、本剤を減量又はシメチジンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


シメチジンが肝血流量を低下させ、本剤の肝ミクロソームでの酵素代謝を抑制する一方で、胃酸を低下させ、本剤の吸収を増加させるためと考えられている。


ジルチアゼム


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量又はジルチアゼムの投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、ジルチアゼムが本剤の肝代謝(チトクロームP450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


トリアゾール系抗真菌剤


イトラコナゾール


フルコナゾール等


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下や浮腫等の症状が認められた場合、本剤を減量又はトリアゾール系抗真菌剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、トリアゾール系抗真菌剤が本剤の肝代謝(チトクロームP450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


リファンピシンフェニトインカルバマゼピン


本剤の有効血中濃度が得られず、作用が減弱することがある。患者の状態を注意深く観察し、血圧上昇や狭心症発作の悪化等の症状が認められた場合、他剤への変更又はリファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピンにより誘導された肝薬物代謝酵素(チトクロームP450)が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。


タクロリムス


タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。患者の状態を注意深く観察し、腎機能障害等の症状が認められた場合、タクロリムスの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、本剤がタクロリムスの肝代謝(チトクロームP450酵素系)反応を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。


シクロスポリン


歯肉肥厚があらわれやすいとの報告がある。患者の状態を注意深く観察し、歯肉肥厚が認められた場合、本剤又はシクロスポリンの投与を中止するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、両剤の相加的な作用によるものと考えられている。


HIVプロテアーゼ阻害剤


サキナビル


リトナビル等


本剤のAUCが上昇することが予想される。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。


発現機序の詳細は不明であるが、本剤とこれらの薬剤の肝代謝酵素が同じ(CYP3A4)であるため、競合的に拮抗し、本剤の代謝が阻害される可能性があると考えられている。


キヌプリスチン・ダルホプリスチン


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されるおそれがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。


キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、CYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。


制酸剤


本剤の持効性がそこなわれるおそれがある。やむを得ず併用するときは十分に服用間隔をあけること。


本剤はpH依存性の徐放性製剤であり、制酸剤によりニフェジピンの溶出率が上昇するおそれがある。


硫酸マグネシウム水和物(注射剤)


過度の血圧低下や神経筋伝達遮断の増強があらわれることがある。


併用により降圧作用や神経筋伝達遮断作用が増強されると考えられている。


グレープフルーツジュース


本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合、本剤を減量するなど適切な処置を行う。またグレープフルーツジュースとの同時服用をしないように注意する。


グレープフルーツジュースに含まれる成分が、CYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明)

2: 無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)

3: ショック(頻度不明)

4: 意識障害(頻度不明)

-血圧低下に伴う一過性の意識障害があらわれることがある。5: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


肝臓 -ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇-黄疸
腎臓 -BUN上昇、クレアチニン上昇
循環器 -顔面潮紅、のぼせ、動悸、浮腫(下肢、顔面等)、熱感、頻尿-潮紅、血圧低下、起立性低血圧、胸部痛、頻脈、発汗、悪寒
精神神経系 -頭痛、めまい、脱力感-倦怠感、眠気、不眠、四肢しびれ感、筋痙攣、異常感覚、振戦
消化器 -悪心・嘔吐、腹部不快感-便秘、食欲不振、上腹部痛、下痢、口渇、胸やけ、鼓腸
過敏症 -発疹、そう痒-光線過敏症、紫斑、血管浮腫
口腔 -歯肉肥厚
代謝異常 -高血糖
血液 -白血球減少、貧血、血小板減少
呼吸器 -呼吸困難、咳嗽、鼻出血、鼻閉
その他 -視力異常(霧視等)、女性化乳房、眼痛、筋肉痛、関節痛、関節腫脹、勃起不全

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 239,637 6,669 7,606 0 1,116 4,913 14,208 27,345 75,411 78,196 28,469 0
女性 554,162 3,665 5,928 0 1,445 4,924 9,327 22,282 75,990 193,439 223,393 16,177
合計 805,535 10,334 13,534 0 2,561 9,837 23,535 49,627 151,401 271,635 251,862 16,177
男性 239,637 6,669 7,606 0 1,116 4,913 14,208 27,345 75,411 78,196 28,469 0
女性 554,162 3,665 5,928 0 1,445 4,924 9,327 22,282 75,990 193,439 223,393 16,177
合計 805,535 10,334 13,534 0 2,561 9,837 23,535 49,627 151,401 271,635 251,862 16,177
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道36,713
東北128,033
関東296,018
中部118,345
近畿92,843
中国・四国45,303
九州86,272
合計805,535
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道36,713
北東北47,587
南東北57,317
北関東36,725
南関東259,293
甲信越41,177
北陸14,007
東海66,559
関西89,445
中国30,686
四国14,617
北九州52,056
南九州20,734
沖縄26,964
合計805,535
都道府県別
都道府県名 合計
北海道36,713
青森県21,501
岩手県23,129
宮城県26,788
秋田県26,086
山形県12,220
福島県18,309
茨城県15,665
栃木県8,697
群馬県12,363
埼玉県49,685
千葉県40,669
東京都101,033
神奈川県67,906
新潟県19,329
富山県5,542
石川県8,465
福井県0
山梨県7,220
長野県14,628
岐阜県11,754
静岡県21,436
愛知県29,971
三重県3,398
滋賀県2,782
京都府18,346
大阪府38,741
兵庫県24,930
奈良県2,794
和歌山県1,852
鳥取県0
島根県2,816
岡山県12,038
広島県12,155
山口県3,677
徳島県7,389
香川県2,152
愛媛県2,919
高知県2,157
福岡県25,961
佐賀県4,421
長崎県4,267
熊本県13,223
大分県4,184
宮崎県1,609
鹿児島県19,125
沖縄県13,482
合計805,535
更新予告まとめ