薬剤詳細データ

一般名

アドレナリン

製品名

ボスミン外用液0.1%

薬効名

アドレナリン製剤

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薬剤名

ボスミン外用液0.1%

yj-code

2451700Q1032

添付文書No

2451700Q1032_1_08

改定年月

2021-08

第1版

一般名

アドレナリン

薬効分類名

アドレナリン製剤


用法・用量

〈気管支喘息および百日咳に基づく気管支痙攣の緩解〉 通常5~10倍に希釈して吸入する。この場合、1回の投与量はアドレナリンとして0.3mg以内とすること。2~5分間たって効果が不十分な場合でも、前記の投与をもう一度行うのを限度とする。続けて用いる必要がある場合でも、少なくとも4~6時間の間隔をおくこと。 〈局所麻酔薬の作用延長〉 血管収縮薬未添加の局所麻酔薬10mLに1~2滴(アドレナリン濃度1:10~20万)の割合に添加して用いる。 〈手術時の局所出血の予防と治療、耳鼻咽喉科領域における局所出血、耳鼻咽喉科領域における粘膜の充血・腫脹、外創における局所出血〉 通常本剤(アドレナリン0.1%溶液)をそのままか、あるいは5~10倍希釈液を、直接塗布、点鼻もしくは噴霧するか、またはタンポンとして用いる。

効能・効果

下記疾患に基づく気管支痙攣の緩解 気管支喘息、百日咳 局所麻酔薬の作用延長(粘膜面の表面麻酔に限る) 手術時の局所出血の予防と治療 耳鼻咽喉科領域における局所出血 耳鼻咽喉科領域における粘膜の充血・腫脹 外創における局所出血

相互作用:併用禁忌

抗精神病薬


ブチロフェノン系薬剤(セレネース、トロペロン等)


フェノチアジン系薬剤(ウインタミン等)


イミノジベンジル系薬剤(クレミン等)


ゾテピン(ロドピン)


セロトニン・ドパミン拮抗薬(リスパダール等)


多元受容体標的化抗精神病薬(セロクエル等)


ドパミン受容体部分作動薬(エビリファイ)


α遮断薬


本剤の昇圧作用の反転により、低血圧があらわれることがある。


これらの薬剤のα遮断作用により、本剤のβ刺激作用が優位になると考えられている。


カテコールアミン製剤


イソプレナリン塩酸塩(プロタノール等)


ノルアドレナリン(ノルアドリナリン)





アドレナリン作動薬


β刺激薬(ベネトリン等)


エフェドリン(エフェドリン)


メチルエフェドリン(メチエフ等)





不整脈、場合により心停止があらわれることがある。蘇生等の緊急時以外には併用しないこと。


これらの薬剤のβ刺激作用により、交感神経興奮作用が増強すると考えられている。


相互作用:併用注意

ハロゲン含有吸入麻酔薬


ハロタン


イソフルラン


セボフルラン


デスフルラン


頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。


これらの薬剤により、心筋のカテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。


モノアミン酸化酵素阻害薬


本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。


本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。


三環系抗うつ薬


イミプラミン


アミトリプチリン





セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)


ミルナシプラン等


その他の抗うつ薬


マプロチリン等


本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。


アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。


メチルフェニデート


本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。


アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。


分娩促進薬


オキシトシン等


バッカクアルカロイド類


エルゴタミン等


本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。


これらの薬剤の血管平滑筋収縮作用により、血圧上昇作用を増強すると考えられている。


ジギタリス製剤


異所性不整脈があらわれることがある。


ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。


キニジン


心室細動があらわれることがある。


相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。


甲状腺製剤


チロキシン等


冠不全発作があらわれることがある。


甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。


非選択性β遮断薬


プロプラノロール


カルベジロール等


(1)相互の薬剤の効果が減弱する。


(2)血圧上昇、徐脈があらわれることがある。


(1)これらの薬剤のβ遮断作用により本剤の作用が抑制される。また、本剤のβ刺激作用により、これらの薬剤の作用が抑制される。


(2)これらの薬剤のβ遮断作用により、本剤のα刺激作用が優位になると考えられている。


血糖降下薬


インスリン等


血糖降下薬の作用を減弱させることがある。


本剤の血糖上昇作用によると考えられている。


ブロモクリプチン


血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。


機序は明らかではないが、本剤の血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。


利尿剤


チアジド系利尿剤


トリクロルメチアジド


ヒドロクロロチアジド





チアジド系類似剤


インダパミド等


ループ利尿剤


フロセミド等


カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトン


本剤の作用が減弱することがある。また、低カリウム血症による不整脈があらわれるおそれがある。手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと。


本剤の血管反応性を低下させることがある。また、血清カリウム値の低下を増強させると考えられる。


ハロタン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は2.1μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液25mLに相当する。イソフルラン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は6.7μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液80mLに相当する。セボフルラン麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。デスフルラン麻酔中、7.0μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、7.0μg/kg~13.0μg/kgのアドレナリンを投与した場合、50%(6/12例)の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン7.0μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液84mLに相当する。


ハロタン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は2.1μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液25mLに相当する。


イソフルラン麻酔中のヒトの50%に心室性期外収縮を誘発するアドレナリン量(粘膜下投与)は6.7μg/kgと報告されている。この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液80mLに相当する。


セボフルラン麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。


デスフルラン麻酔中、7.0μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、7.0μg/kg~13.0μg/kgのアドレナリンを投与した場合、50%(6/12例)の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。アドレナリン7.0μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液84mLに相当する。


副作用:重大な副作用

1: 全身性の症状(頻度不明)

-肺水腫等があらわれることがある。全身性の症状があらわれた場合には投与を中止すること。

副作用:その他副作用


循環器 -心悸亢進、血圧変動、顔面潮紅・蒼白
精神神経系 -頭痛、振戦、発汗、神経過敏
消化器 -悪心
過敏症 -発疹等
呼吸器 -気道刺激症状(吸入時)
眼 -結膜・眼瞼・目のまわり等の過敏症状、結膜充血、眼痛

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ