薬剤詳細データ

一般名

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム

製品名

ソル・コーテフ静注用1000mg

薬効名

副腎皮質ホルモン剤

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薬剤名

ソル・コーテフ静注用1000mg

yj-code

2452400D7040

添付文書No

2452400D3052_3_03

改定年月

2024-01

第2版

一般名

ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム

薬効分類名

副腎皮質ホルモン剤


用法・用量

〈ソル・コーテフ静注用250mg、500mg、1000mg〉〈急性循環不全(出血性ショック、外傷性ショック)及びショック様状態における救急〉 通常、ヒドロコルチゾンとして1回250~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、症状が改善しない場合には、適宜追加投与する。 〈ソル・コーテフ静注用250mg、500mg〉〈気管支喘息〉 通常、成人には、ヒドロコルチゾンとして初回投与量100~500mgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する。症状が改善しない場合には、1回50~200mgを4~6時間毎に緩徐に追加投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。通常、2歳以上の小児には、ヒドロコルチゾンとして初回投与量5~7mg/kgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する。症状が改善しない場合には、1回5~7mg/kgを6時間毎に緩徐に追加投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。通常、2歳未満の小児には、ヒドロコルチゾンとして初回投与量5mg/kgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する。症状が改善しない場合には、1回5mg/kgを6~8時間毎に緩徐に追加投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

〈ソル・コーテフ静注用250mg、500mg、1000mg〉 急性循環不全(出血性ショック、外傷性ショック)及びショック様状態における救急 〈ソル・コーテフ静注用250mg、500mg〉 気管支喘息

相互作用:併用禁忌

生ワクチン又は弱毒生ワクチン


(乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥BCGワクチン等)


ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰があらわれるおそれがある。


免疫抑制が生じる量の副腎皮質ホルモン剤の投与を受けている患者


デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


機序不明


相互作用:併用注意

エリスロマイシンエストロゲン(経口避妊薬を含む)


本剤の作用が増強するおそれがある。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤を減量するなど用量に注意すること。


これらの薬剤がCYP3A4を阻害することにより、本剤の代謝が阻害される。


抗凝血剤


パルナパリンナトリウムワルファリンカリウム等


抗凝血剤の作用を増強又は減弱させるおそれがある。必要に応じて本剤又は抗凝血剤の用量を調節すること。


本剤は血液凝固能を高め、抗凝血剤の効果に拮抗する可能性がある。また一方、本剤の消化器系の副作用により、抗凝血剤の出血の危険性が増大する可能性がある。


非脱分極性筋弛緩剤


ベクロニウム臭化物パンクロニウム臭化物等


非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強又は減弱させるおそれがある。また、併用により短期間でミオパチーがあらわれ、四肢麻痺に至るおそれがある。必要に応じて本剤又は非脱分極性筋弛緩剤の用量を調節すること。


機序不明


非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤


サザピリンジクロフェナク等


消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)を起こすおそれが高くなる。必要に応じて本剤又は非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤を減量するなど用量に注意すること。


ともに消化器系の副作用を起こすおそれがある。


カリウム排泄型利尿剤


トリクロルメチアジドヒドロクロロチアジドフロセミド等


低カリウム血症があらわれるおそれがある。必要に応じて本剤又はカリウム排泄型利尿剤を減量するなど用量に注意すること。


カリウム排泄が促進される。


ジゴキシン


ジゴキシン中毒があらわれるおそれがある。必要に応じて本剤又はジゴキシンを減量するなど用量に注意すること。


カリウム排泄による血中カリウム値低下により、ジゴキシンの作用が増強する。


サリチル酸誘導体


サザピリンアスピリン等


サリチル酸中毒(めまい、耳鳴、悪心・嘔吐、過呼吸、高熱、意識障害等の症状)を起こすおそれがある。必要に応じて本剤又はサリチル酸誘導体の用量を調節すること。サリチル酸中毒があらわれた場合には、サリチル酸誘導体の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。


本剤はサリチル酸誘導体の代謝・排泄を促進すると考えられているので、本剤の急な減量又は中止により、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加すると考えられる。


バルビツール酸誘導体


フェノバルビタール等


フェニトインリファンピシン,


本剤の作用が減弱するおそれがある。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節すること。


これらの薬剤はCYP3A4を誘導し、本剤の代謝が促進される。


糖尿病用剤


ビグアナイド系薬剤スルホニルウレア剤速効型インスリン分泌促進剤α-グルコシダーゼ阻害剤チアゾリジン系薬剤DPP-4阻害剤GLP-1受容体作動薬SGLT2阻害剤


インスリン製剤等


これらの薬剤の効果が減弱されるおそれがある。必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節すること。


本剤の糖新生促進作用等により、血糖値を上昇させる。


シクロスポリン


双方の血中濃度が上昇するおそれがある。また、痙攣が起こるおそれがある。必要に応じて本剤又はシクロスポリンを減量するなど用量に注意すること。


相互に代謝が阻害される。


副作用:重大な副作用

1: ショック(頻度不明)

-呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがある。2: 感染症(頻度不明)

-ウイルス、細菌、真菌、原虫、寄生虫等による感染症の誘発又は徴候の隠蔽、感染症の悪化等があらわれることがある。これらの感染症の発現頻度は、副腎皮質ホルモン剤を増量すると高くなるとの報告があるので、抗菌剤等による適切な処置を行うこと。,,,,,3: 続発性副腎皮質機能不全(頻度不明)

-観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに再投与又は増量するなど適切な処置を行うこと。4: 骨粗鬆症(頻度不明)、骨頭無菌性壊死(頻度不明)

-骨粗鬆症があらわれ、脊椎圧迫骨折、病的骨折を起こすことがある。また、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死があらわれることがあるので、疼痛等の症状の観察を十分に行い、異常が認められた場合にはMRI等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。5: 胃腸穿孔(頻度不明)、消化管出血(頻度不明)、消化性潰瘍(頻度不明)

-便潜血のチェック等の観察を十分に行うこと。6: ミオパチー(頻度不明)

-連用によりミオパチーがあらわれることがある。また、非脱分極性筋弛緩剤との併用又は重症筋無力症等の神経筋接合部位障害のある患者において短期間でミオパチーがあらわれ、四肢麻痺に至ったことが報告されているので、筋力低下、CKの上昇等の観察を十分に行うこと。7: 血栓症(頻度不明)

8: 頭蓋内圧亢進(頻度不明)、痙攣(頻度不明)

9: 精神変調(頻度不明)、うつ状態(頻度不明)

10: 糖尿病(頻度不明)

11: 緑内障(頻度不明)、後嚢白内障(頻度不明)

-連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがある。,,12: 気管支喘息(頻度不明)

-喘息発作の誘発又は悪化があらわれることがある。13: 心破裂(頻度不明)

-急性心筋梗塞を起こした患者で、心破裂があらわれたとの報告がある。14: うっ血性心不全(頻度不明)

-観察を十分に行い、異常が認められた場合には心電図等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。15: 食道炎(頻度不明)

16: カポジ肉腫(頻度不明)

17: 腱断裂(頻度不明)

-アキレス腱等の腱断裂があらわれたとの報告がある。18: 心停止(頻度不明)、循環性虚脱(頻度不明)、不整脈(頻度不明)

副作用:その他副作用


内分泌 -月経異常、クッシング様症状
消化器 -膵炎、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
循環器 -徐脈、血圧降下、血圧上昇
精神神経系 -多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格 -筋力低下、筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝 -満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡
体液・電解質 -浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留
肝臓 -AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、脂肪肝
眼 -中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液 -白血球増多
皮膚 -創傷治癒障害、紫斑、皮下溢血、ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、色素脱失、線条、発汗異常、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
過敏症 -発疹、紅斑、そう痒
その他 -発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、無菌膿瘍、仮性脳腫瘍

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
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