薬剤詳細データ

一般名

【般】ベタメタゾン錠0.5mg

製品名

リンデロン錠0.5mg

薬効名

副腎ホルモン剤

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薬剤名

リンデロン錠0.5mg

yj-code

2454004F2090

添付文書No

2454004B1040_2_07

改定年月

2022-05

第2版

一般名

ベタメタゾン

薬効分類名

合成副腎皮質ホルモン剤


用法・用量

〈錠剤・散剤〉 通常、成人にはベタメタゾンとして1日0.5~8mgを1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 〈シロップ剤〉 通常、成人にはベタメタゾンとして1日0.5~8mgを1~4回に分割経口投与する。小児には、1日0.15~4mgを1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

○ 内科・小児科領域 (1)内分泌疾患:慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、下垂体抑制試験 (2)リウマチ疾患:関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛 (3)膠原病:エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)、全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)、強皮症 (4)腎疾患:ネフローゼ及びネフローゼ症候群 (5)心疾患:うっ血性心不全 (6)アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病 (7)重症感染症:重症感染症(化学療法と併用する) (8)血液疾患:溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因 (9)消化器疾患:限局性腸炎、潰瘍性大腸炎 (10)重症消耗性疾患:重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む) (11)肝疾患:劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、胆汁うっ滞型急性肝炎、慢性肝炎(活動型、急性再燃型、胆汁うっ滞型)(但し、一般的治療に反応せず肝機能の著しい異常が持続する難治性のものに限る)、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの) (12)肺疾患:サルコイドーシス(但し、両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く)、びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む) (13)結核性疾患(抗結核剤と併用する):肺結核(粟粒結核、重症結核に限る)、結核性髄膜炎、結核性胸膜炎、結核性腹膜炎、結核性心のう炎 (14)神経疾患:脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、筋強直症、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎 (15)悪性腫瘍:悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫、乳癌の再発転移 (16)その他の内科的疾患:特発性低血糖症、原因不明の発熱 ○ 外科領域 副腎摘除、臓器・組織移植、侵襲後肺水腫、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む) ○ 整形外科領域 強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎) ○ 産婦人科領域 卵管整形術後の癒着防止、副腎皮質機能障害による排卵障害 ○ 泌尿器科領域 前立腺癌(他の療法が無効な場合)、陰茎硬結 ○ 皮膚科領域 △印の付されている効能・効果に対しては、外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること △湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、△痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)、△乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕、△類乾癬(重症例に限る)、△掌蹠膿疱症(重症例に限る)、△毛孔性紅色粃糠疹(重症例に限る)、△扁平苔癬(重症例に限る)、成年性浮腫性硬化症、紅斑症〔△多形滲出性紅斑(重症例に限る)、結節性紅斑〕、IgA血管炎(重症例に限る)、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、レイノー病、△円形脱毛症(悪性型に限る)、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、先天性表皮水疱症、帯状疱疹(重症例に限る)、△紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、顔面播種状粟粒性狼瘡(重症例に限る)、アレルギー性血管炎及びその類症(急性痘瘡様苔癬状粃糠疹を含む)、潰瘍性慢性膿皮症、新生児スクレレーマ ○ 眼科領域 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域の術後炎症 ○ 耳鼻咽喉科領域 急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、血管運動(神経)性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、喉頭ポリープ・結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)、嗅覚障害、急性・慢性(反復性)唾液腺炎

相互作用:併用禁忌

デスモプレシン酢酸塩水和物


ミニリンメルト(男性における夜間多尿による夜間頻尿)


低ナトリウム血症が発現するおそれがある。


機序は不明である。


相互作用:併用注意

バルビツール酸誘導体


フェノバルビタール


フェニトイン


リファンピシン


本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。


バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはCYPを誘導し、本剤の代謝が促進される。


サリチル酸誘導体


アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリン等


併用時に本剤を減量すると、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。


本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。


抗凝血剤


ワルファリンカリウム


抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。


本剤は血液凝固促進作用がある。


糖尿病用薬


ビグアナイド系薬剤スルホニルウレア剤速効型インスリン分泌促進剤α-グルコシダーゼ阻害剤チアゾリジン系薬剤DPP-4阻害剤GLP-1受容体作動薬SGLT2阻害剤


インスリン製剤等


糖尿病用薬、インスリン製剤等の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。


本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する。


利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)


フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジド等


低カリウム血症があらわれることがあるので、併用する場合には用量に注意すること。


本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。


シクロスポリン


他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与で、シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。


副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する。


エリスロマイシン


本剤の作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。


本剤の代謝が抑制される。


非脱分極性筋弛緩剤


パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物


筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。


機序は不明である。


リトドリン塩酸塩


併用により肺水腫があらわれることがある。


体内の水分貯留傾向が促進される。


キノロン系抗菌剤


レボフロキサシン水和物、メシル酸ガレノキサシン水和物等


腱障害のリスクを増加させるとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。


機序は不明である。


副作用:重大な副作用

1: 誘発感染症、感染症の増悪(頻度不明)

-B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。,,,,2: 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)

3: 消化管潰瘍、消化管穿孔(頻度不明)

4: 膵炎(頻度不明)

5: 精神変調、うつ状態、痙攣(頻度不明)

6: 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー(頻度不明)

7: 緑内障、後嚢白内障(頻度不明)

-連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがある。,8: 血栓症(頻度不明)

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹
内分泌系 -月経異常、クッシング症候群様症状
消化器 -下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
精神神経系 -多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格 -筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝 -満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質 -浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼 -中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液 -白血球増多
皮膚 -ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎
その他 -発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、創傷治癒障害、皮膚・結合組織の菲薄化・脆弱化、しゃっくり

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 3,311,443 48,403 146,217 207,742 298,450 445,016 488,984 495,293 673,570 455,973 88,470 1,152
女性 3,779,503 33,341 123,311 251,757 362,226 595,155 653,297 560,459 633,557 446,773 140,099 4,358
合計 7,153,604 81,744 269,528 459,499 660,676 1,040,171 1,142,281 1,055,752 1,307,127 902,746 228,569 5,510
男性 3,311,443 48,403 146,217 207,742 298,450 445,016 488,984 495,293 673,570 455,973 88,470 1,152
女性 3,779,503 33,341 123,311 251,757 362,226 595,155 653,297 560,459 633,557 446,773 140,099 4,358
合計 7,153,604 81,744 269,528 459,499 660,676 1,040,171 1,142,281 1,055,752 1,307,127 902,746 228,569 5,510
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道166,036
東北332,805
関東2,107,314
中部894,173
近畿1,733,889
中国・四国785,638
九州1,133,751
合計7,153,604
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道166,036
北東北63,073
南東北185,536
北関東252,678
南関東1,854,636
甲信越118,439
北陸126,185
東海825,191
関西1,558,247
中国583,204
四国202,434
北九州977,144
南九州139,020
沖縄35,174
合計7,153,604
都道府県別
都道府県名 合計
北海道166,036
青森県27,883
岩手県84,196
宮城県72,788
秋田県35,190
山形県50,204
福島県62,544
茨城県131,734
栃木県74,858
群馬県46,086
埼玉県301,428
千葉県356,141
東京都846,803
神奈川県350,264
新潟県26,742
富山県45,809
石川県48,333
福井県32,043
山梨県38,750
長野県52,947
岐阜県117,617
静岡県114,142
愛知県417,790
三重県175,642
滋賀県88,960
京都府164,341
大阪府660,992
兵庫県438,883
奈良県104,523
和歌山県100,548
鳥取県21,342
島根県35,462
岡山県98,391
広島県253,400
山口県174,609
徳島県42,396
香川県54,708
愛媛県62,296
高知県43,034
福岡県558,341
佐賀県124,792
長崎県42,844
熊本県153,569
大分県97,598
宮崎県88,329
鹿児島県50,691
沖縄県17,587
合計7,153,604
更新予告まとめ