薬剤詳細データ

一般名

テトラサイクリン塩酸塩

製品名

アクロマイシン末

薬効名

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薬剤名

アクロマイシン末

yj-code

2634703X1022

添付文書No

2634703X1022_4_04

改定年月

2023-07

第1版

一般名

テトラサイクリン塩酸塩

薬効分類名

用法・用量

投与経路:経口 テトラサイクリン塩酸塩として、通常成人1日1g(力価)を4回に分割経口投与する。小児には、1日体重1kgあたり30mg(力価)を4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 投与経路:トローチ 通常、1日4~9錠〔1錠中テトラサイクリン塩酸塩として15mg(力価)を含有〕を数回に分け、口中、舌下、頬腔で溶かしながら用いる。 投与経路:口腔 〔挿入剤〕 抜歯創、口腔手術創に1~3個〔1個中テトラサイクリン塩酸塩として、5mg(力価)を含有〕挿入する。なお、創面の状態により、必要に応じて追加挿入する。 〔軟膏剤〕 通常、適量を1日1~数回患部に塗布する。 投与経路:外皮 〔軟膏剤(3%)としての使用〕 通常、症状により適量を1日1~数回、直接患部に塗布または無菌ガーゼにのばして貼付する。 投与経路:眼科 〔末〕 眼軟膏として用いる場合には、通常、無刺激性の軟膏基剤を用いて0.5~1.0%眼軟膏とし、適量を1日1~数回塗布する。なお、症状により適宜回数を増減する。点眼液として用いる場合には、通常、滅菌精製水等の水性溶剤または植物油等の非水性溶剤を用いて0.5~1.0%点眼液とし、適量を1日1~数回点眼する。なお、症状により適宜回数を増減する。本剤は調製後は、冷所に保存し、1週間以内に使用すること。

効能・効果

投与経路:経口 〈適応菌種〉 テトラサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、軟性下疳菌、百日咳菌、ブルセラ属、野兎病菌、ガス壊疽菌群、回帰熱ボレリア、ワイル病レプトスピラ、リケッチア属、クラミジア属、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ) 〈適応症〉 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、性病性(鼠径)リンパ肉芽腫、子宮内感染、脳膿瘍、涙のう炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、猩紅熱、炭疽、ブルセラ症、百日咳、野兎病、ガス壊疽、回帰熱、ワイル病、発疹チフス、発疹熱、つつが虫病 投与経路:トローチ 〈適応菌種〉 テトラサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌 〈適応症〉 抜歯創・口腔手術創の二次感染、感染性口内炎 投与経路:口腔 〔挿入剤〕 〈適応菌種〉 テトラサイクリン感性菌 〈適応症〉 抜歯創・口腔手術創の二次感染 〔軟膏剤〕 〈適応菌種〉 テトラサイクリン感性菌 〈適応症〉 歯周組織炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、ドライソケット、感染性口内炎 投与経路:外皮 〈適応菌種〉 テトラサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属 〈適応症〉 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染 投与経路:眼科 〈適応菌種〉 テトラサイクリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス) 〈適応症〉 眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼外傷・眼科周術期の無菌化療法

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

〈経口投与〉


カルシウム、マグネシウム、アルミニウム又は鉄剤


本剤の吸収が低下し、効果が減弱されるおそれがある。両剤の服用間隔を2~4時間とすること。


本剤と二価又は三価の金属イオンが消化管内で難溶性のキレートを形成して、本剤の吸収を阻害する。


ランタン


本剤の吸収が低下し、効果が減弱されるおそれがあるので、左記薬剤服用後、2時間以上あけて投与すること。


本剤とランタンが難溶性の複合体を形成し、本剤の腸管からの吸収を妨げることが考えられる。


抗凝血剤


ワルファリンカリウム等


血漿プロトロンビン活性を抑制することがある。


本剤による腸内細菌の減少が、ビタミンK合成を阻害し、抗凝血剤の作用を増強するほか、本剤がカルシウムイオンとキレート結合し、血漿プロトロンビン活性を抑制すると考えられている。


スルホニル尿素系血糖降下薬


血糖降下作用が増強することがある。


機序は不明であるが、スルホニル尿素系薬剤の血糖降下作用がオキシテトラサイクリン及びドキシサイクリンによって増強されるという報告がある。


メトトレキサート


メトトレキサートの作用が増強されることがある。


本剤は血漿蛋白と結合しているメトトレキサートを競合的に置換遊離し、メトトレキサートの作用を増強させることが考えられる。


ポルフィマーナトリウム


光線過敏症を起こすおそれがある。直射日光、集中光等を避けること。


皮膚の光感受性を高める薬剤との併用により、本剤による光線過敏症が増強されることが考えられる。


ジゴキシン


本剤がジゴキシンの作用を増強し、中毒症状が発現することがある。併用時はジゴキシンの中毒症状に注意すること。


本剤による腸内細菌の減少のため、腸内細菌によるジゴキシンの代謝が不活性化され、ジゴキシンの血中濃度が上昇すると考えられる。


黄体・卵胞ホルモン配合剤


経口避妊剤


黄体・卵胞ホルモン配合剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。


本剤による腸内細菌の減少のため、黄体・卵胞ホルモン配合剤の腸肝循環による再吸収が抑制されると考えられる。


ボツリヌス毒素製剤


過剰な筋弛緩があらわれる恐れがあり、閉瞼不全、頸部筋脱力、呼吸困難、嚥下障害等のリスクが高まるおそれがある。


本剤およびボツリヌス毒素製剤はともに筋弛緩作用を有するため、作用が増強されるおそれがある。


アトバコン


本剤との併用によりアトバコンの血漿中濃度が約40%低下した。


機序は不明である。


副作用:重大な副作用

副作用:その他副作用

〈経口投与〉
過敏症 -発熱、発疹、蕁麻疹
皮膚 -光線過敏症
肝臓 -AST、ALTの上昇等肝機能検査値異常
消化器 -食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、口内炎、舌炎、肛門周囲炎、膵炎
血液 -顆粒球減少、好酸球増多、血小板減少
菌交代症 -菌交代症に基づく新しい感染症
ビタミン欠乏症 -ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
頭蓋内圧上昇 -頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐、頭痛、複視、うっ血乳頭、大泉門膨隆等)〈トローチ及び口腔投与〉
過敏症 -過敏症状
口腔・咽頭 -舌炎、口内炎、黒毛舌、咽頭炎〈外皮投与〉
過敏症 -発疹〈眼科投与〉
過敏症 -眼瞼炎、結膜炎

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ