薬剤詳細データ

一般名

ヘパリンナトリウム

製品名

ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「AY」

薬効名

血液凝固阻止剤

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薬剤名

ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「AY」

yj-code

3334401A6123

添付文書No

3334401A6123_1_07

改定年月

2024-07

第3版

一般名

ヘパリンナトリウム

薬効分類名

血液凝固阻止剤


用法・用量

本剤は通常下記の各投与法によって投与されるが、それらは症例又は適応領域、目的によって決定される。通常本剤投与後、全血凝固時間(Lee-White法)又は全血活性化部分トロンボプラスチン時間(WBAPTT)が正常値の2~3倍になるように年齢・症状に応じて適宜用量をコントロールする。 〈静脈内点滴注射法〉 10,000~30,000単位を5%ブドウ糖注射液、生理食塩液、リンゲル液1,000mLで希釈し、最初1分間30滴前後の速度で、続いて全血凝固時間又はWBAPTTが投与前の2~3倍になれば1分間20滴前後の速度で、静脈内に点滴注射する。 〈静脈内間歇注射法〉 1回5,000~10,000単位を4~8時間毎に静脈内注射する。注射開始3時間後から、2~4時間毎に全血凝固時間又はWBAPTTを測定し、投与前の2~3倍になるようにコントロールする。 〈皮下注射・筋肉内注射法〉 1回5,000単位を4時間毎に皮下注射又は筋肉内注射する。なお、筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に配慮すること。 神経走行部位を避けるよう注意すること。 繰り返し注射する場合には、注射部位をかえ、たとえば左右交互に注射するなど行うこと。なお、乳・幼・小児には連用しないことが望ましい。 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。 〈体外循環時(血液透析・人工心肺)における使用法〉 人工腎では各患者の適切な使用量を透析前に各々のヘパリン感受性試験の結果に基づいて算出するが、全身ヘパリン化法の場合、通常透析開始に先だって、1,000~3,000単位を投与し、透析開始後は、1時間あたり、500~1,500単位を持続的に、又は1時間毎に500~1,500単位を間歇的に追加する。局所ヘパリン化法の場合は、1時間あたり1,500~2,500単位を持続注入し、体内灌流時にプロタミン硫酸塩で中和する。 術式・方法によって多少異なるが、人工心肺灌流時には、150~300単位/kgを投与し、更に体外循環時間の延長とともに必要に応じて適宜追加する。体外循環後は、術後出血を防止し、ヘパリンの作用を中和するためにプロタミン硫酸塩を用いる。 〈輸血及び血液検査の際の血液凝固防止法〉 輸血の際の血液凝固の防止には、通常血液100mLに対して400~500単位を用いる。血液検査の際の血液凝固の防止にもほぼ同様に、血液20~30mLに対して100単位を用いる。

効能・効果

汎発性血管内血液凝固症候群の治療 血液透析・人工心肺その他の体外循環装置使用時の血液凝固の防止 血管カテーテル挿入時の血液凝固の防止 輸血及び血液検査の際の血液凝固の防止 血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、四肢動脈血栓塞栓症、手術中・術後の血栓塞栓症等)の治療及び予防

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

抗凝固剤


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用と血液凝固因子の生合成阻害作用により相加的に出血傾向が増強される。


血栓溶解剤


ウロキナーゼ


t-PA製剤等


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用とフィブリン溶解作用により相加的に出血傾向が増強される。


血小板凝集抑制作用を有する薬剤


アスピリン


ジピリダモール


チクロピジン塩酸塩等


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用と血小板凝集抑制作用により相加的に出血傾向が増強される。


テトラサイクリン系抗生物質


強心配糖体


ジギタリス製剤


ニトログリセリン製剤


本剤の作用が減弱することがある。


機序は不明である。


筋弛緩回復剤


スガマデクスナトリウム


本剤の抗凝固作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を観察するとともに血液凝固に関する検査値に注意すること。


作用機序は不明であるが、スガマデクスナトリウム4mg/kgと抗凝固剤の併用中に活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)又はプロトロンビン時間(PT)の軽度で一過性の延長が認められている。


アンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)


本剤の抗凝固作用が減弱し、ヘパリン抵抗性を示すことがある。


In vitroデータから、アンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)がヘパリン-アンチトロンビンⅢ複合体に作用し、本剤の抗凝固作用を減弱させることが示唆されている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-血圧低下、意識低下、呼吸困難、チアノーゼ、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。2: 出血(頻度不明)

-脳出血、消化管出血、肺出血、硬膜外血腫、後腹膜血腫、腹腔内出血、術後出血、刺入部出血等、重篤な出血があらわれることがある。,,,,3: 血小板減少、HIT等に伴う血小板減少・血栓症(いずれも頻度不明)

-著明な血小板減少があらわれることがある。HITはヘパリン-血小板第4因子複合体に対する自己抗体(HIT抗体)の出現による免疫学的機序を介した病態であり、著明な血小板減少と脳梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓症やシャント閉塞、回路内閉塞等を伴う。また、投与終了数週間後に、HITが遅延して発現したとの報告もある。血小板数の著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。,,

副作用:その他副作用


過敏症 -そう痒感、蕁麻疹、悪寒、発熱、鼻炎、気管支喘息、流涙等
皮膚 -脱毛、白斑、出血性壊死等
肝臓 -ASTの上昇、ALTの上昇等
長期投与 -骨粗鬆症、低アルドステロン症
投与部位 -局所の疼痛性血腫(皮下又は筋肉内注射時)

薬剤名

ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「AY」

yj-code

3334401A6123

添付文書No

3334401A6123_1_07

改定年月

2024-07

第3版

一般名

ヘパリンナトリウム

薬効分類名

血液凝固阻止剤


用法・用量

本剤は通常下記の各投与法によって投与されるが、それらは症例又は適応領域、目的によって決定される。通常本剤投与後、全血凝固時間(Lee-White法)又は全血活性化部分トロンボプラスチン時間(WBAPTT)が正常値の2~3倍になるように年齢・症状に応じて適宜用量をコントロールする。 〈静脈内点滴注射法〉 10,000~30,000単位を5%ブドウ糖注射液、生理食塩液、リンゲル液1,000mLで希釈し、最初1分間30滴前後の速度で、続いて全血凝固時間又はWBAPTTが投与前の2~3倍になれば1分間20滴前後の速度で、静脈内に点滴注射する。 〈静脈内間歇注射法〉 1回5,000~10,000単位を4~8時間毎に静脈内注射する。注射開始3時間後から、2~4時間毎に全血凝固時間又はWBAPTTを測定し、投与前の2~3倍になるようにコントロールする。 〈皮下注射・筋肉内注射法〉 1回5,000単位を4時間毎に皮下注射又は筋肉内注射する。なお、筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に配慮すること。 神経走行部位を避けるよう注意すること。 繰り返し注射する場合には、注射部位をかえ、たとえば左右交互に注射するなど行うこと。なお、乳・幼・小児には連用しないことが望ましい。 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。 〈体外循環時(血液透析・人工心肺)における使用法〉 人工腎では各患者の適切な使用量を透析前に各々のヘパリン感受性試験の結果に基づいて算出するが、全身ヘパリン化法の場合、通常透析開始に先だって、1,000~3,000単位を投与し、透析開始後は、1時間あたり、500~1,500単位を持続的に、又は1時間毎に500~1,500単位を間歇的に追加する。局所ヘパリン化法の場合は、1時間あたり1,500~2,500単位を持続注入し、体内灌流時にプロタミン硫酸塩で中和する。 術式・方法によって多少異なるが、人工心肺灌流時には、150~300単位/kgを投与し、更に体外循環時間の延長とともに必要に応じて適宜追加する。体外循環後は、術後出血を防止し、ヘパリンの作用を中和するためにプロタミン硫酸塩を用いる。 〈輸血及び血液検査の際の血液凝固防止法〉 輸血の際の血液凝固の防止には、通常血液100mLに対して400~500単位を用いる。血液検査の際の血液凝固の防止にもほぼ同様に、血液20~30mLに対して100単位を用いる。

効能・効果

汎発性血管内血液凝固症候群の治療 血液透析・人工心肺その他の体外循環装置使用時の血液凝固の防止 血管カテーテル挿入時の血液凝固の防止 輸血及び血液検査の際の血液凝固の防止 血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、四肢動脈血栓塞栓症、手術中・術後の血栓塞栓症等)の治療及び予防

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

抗凝固剤


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用と血液凝固因子の生合成阻害作用により相加的に出血傾向が増強される。


血栓溶解剤


ウロキナーゼ


t-PA製剤等


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用とフィブリン溶解作用により相加的に出血傾向が増強される。


血小板凝集抑制作用を有する薬剤


アスピリン


ジピリダモール


チクロピジン塩酸塩等


本剤の作用が出血傾向を増強するおそれがある。


本剤の抗凝固作用と血小板凝集抑制作用により相加的に出血傾向が増強される。


テトラサイクリン系抗生物質


強心配糖体


ジギタリス製剤


ニトログリセリン製剤


本剤の作用が減弱することがある。


機序は不明である。


筋弛緩回復剤


スガマデクスナトリウム


本剤の抗凝固作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を観察するとともに血液凝固に関する検査値に注意すること。


作用機序は不明であるが、スガマデクスナトリウム4mg/kgと抗凝固剤の併用中に活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)又はプロトロンビン時間(PT)の軽度で一過性の延長が認められている。


アンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)


本剤の抗凝固作用が減弱し、ヘパリン抵抗性を示すことがある。


In vitroデータから、アンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)がヘパリン-アンチトロンビンⅢ複合体に作用し、本剤の抗凝固作用を減弱させることが示唆されている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-血圧低下、意識低下、呼吸困難、チアノーゼ、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。2: 出血(頻度不明)

-脳出血、消化管出血、肺出血、硬膜外血腫、後腹膜血腫、腹腔内出血、術後出血、刺入部出血等、重篤な出血があらわれることがある。,,,,3: 血小板減少、HIT等に伴う血小板減少・血栓症(いずれも頻度不明)

-著明な血小板減少があらわれることがある。HITはヘパリン-血小板第4因子複合体に対する自己抗体(HIT抗体)の出現による免疫学的機序を介した病態であり、著明な血小板減少と脳梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓症やシャント閉塞、回路内閉塞等を伴う。また、投与終了数週間後に、HITが遅延して発現したとの報告もある。血小板数の著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。,,

副作用:その他副作用


過敏症 -そう痒感、蕁麻疹、悪寒、発熱、鼻炎、気管支喘息、流涙等
皮膚 -脱毛、白斑、出血性壊死等
肝臓 -ASTの上昇、ALTの上昇等
長期投与 -骨粗鬆症、低アルドステロン症
投与部位 -局所の疼痛性血腫(皮下又は筋肉内注射時)

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
茨城県0
栃木県0
群馬県0
埼玉県0
千葉県0
東京都0
神奈川県0
新潟県0
富山県0
石川県0
福井県0
山梨県0
長野県0
岐阜県0
静岡県0
愛知県0
三重県0
滋賀県0
京都府0
大阪府0
兵庫県0
奈良県0
和歌山県0
鳥取県0
島根県0
岡山県0
広島県0
山口県0
徳島県0
香川県0
愛媛県0
高知県0
福岡県0
佐賀県0
長崎県0
熊本県0
大分県0
宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ