薬剤詳細データ

一般名

シクロホスファミド水和物

製品名

経口用エンドキサン原末100mg

薬効名

アルキル化剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

経口用エンドキサン原末100mg

yj-code

4211002X1023

添付文書No

4211002X1023_1_08

改定年月

2022-10

第1版

一般名

シクロホスファミド水和物

薬効分類名

アルキル化剤


用法・用量

〈自覚的並びに他覚的症状の緩解〉 (1)単独で使用する場合 本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日100~200mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 (2)他の抗腫瘍剤と併用する場合 単独で使用する場合に準じ、適宜減量する。 〈治療抵抗性のリウマチ性疾患〉 本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 〈ネフローゼ症候群〉 本剤を溶解し、通常、成人にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日50~100mgを8~12週間経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 本剤を溶解し、通常、小児にはシクロホスファミド(無水物換算)として1日2~3mg/kgを8~12週間経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、通常1日100mgまでとする。原則として、総投与量は300mg/kgまでとする。

効能・効果

○ 下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解 多発性骨髄腫、悪性リンパ腫(ホジキン病、リンパ肉腫、細網肉腫)、乳癌急性白血病、真性多血症、肺癌、神経腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫)、骨腫瘍ただし、下記の疾患については、他の抗腫瘍剤と併用することが必要である。慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌、睾丸腫瘍、絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、横紋筋肉腫、悪性黒色腫 ○ 治療抵抗性の下記リウマチ性疾患 全身性エリテマトーデス、全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎等)、多発性筋炎/皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び血管炎を伴う難治性リウマチ性疾患 ○ ネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモン剤による適切な治療を行っても十分な効果がみられない場合に限る。)

相互作用:併用禁忌

ペントスタチン


コホリン


,


骨髄移植の患者で、本剤投与中にペントスタチンを単回投与したところ、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫等が認められ、心毒性により死亡したとの報告がある。また、動物試験(マウス)においてペントスタチン(臨床用量の10倍相当量)とシクロホスファミド(LD50前後)又はその類縁薬であるイホスファミド(LD50前後)を同時期に単回投与したとき、それぞれを単独投与したときに比べて死亡率の増加が認められた。


明らかな機序は不明である。本剤は用量依存性の心毒性があり、ペントスタチンは心筋細胞に影響を及ぼすATPの代謝を阻害する。両剤の併用により心毒性が増強すると考えられている。


相互作用:併用注意

他の抗悪性腫瘍剤


アロプリノール


放射線照射


骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。


共に骨髄抑制作用を有する。


フェノバルビタール


本剤の作用が増強することがある。


フェノバルビタールの酵素誘導により本剤の活性型への変換が促進される。


副腎皮質ホルモン


クロラムフェニコール


本剤の作用が減弱することがある。


副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコールは肝における本剤の代謝を競合的に阻害し、活性化を抑制する。


インスリン


血糖降下作用が増強されることがある。


本剤がインスリン抗体の生成を阻害するため、遊離のインスリン量が多くなり、血糖降下作用が増強される。


オキシトシン


オキシトシンの作用が増強されることがある。


機序は不明である。


バソプレシン


バソプレシンの作用が減弱されることがある。


本剤がバソプレシンの排泄を増加させる。


アントラサイクリン系薬剤


ドキソルビシン塩酸塩、エピルビシン塩酸塩等


心筋障害が増強されるおそれがある。また、これらの薬剤との併用療法終了後に遅発性心毒性が発現したとの報告があるため、治療終了後も長期間経過を観察するなど十分注意すること。


明らかな機序は不明であるが、共に心筋障害を有する。


脱分極性筋弛緩剤


スキサメトニウム等


脱分極性筋弛緩剤の作用が増強され、遷延性無呼吸を起こすおそれがある。


本剤がコリンエステラーゼによる脱分極性筋弛緩剤の分解を阻害すると考えられている。


副作用:重大な副作用

1: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-血圧低下、呼吸困難、喘鳴、蕁麻疹、不快感等があらわれることがある。2: 骨髄抑制(頻度不明)

-汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、出血があらわれることがあるので、本剤投与期間中には末梢血液の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。,3: 出血性膀胱炎、排尿障害(いずれも頻度不明)

4: イレウス、胃腸出血(0.1~5%未満)

5: 間質性肺炎、肺線維症(0.1~5%未満)

6: 心筋障害、心不全(0.1~5%未満)

7: 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

-低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。8: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

9: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

10: 急性腎障害(頻度不明)

-急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。11: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。

副作用:その他副作用


肝臓 -肝障害、黄疸、コリンエステラーゼ値の低下等
腎臓 -乏尿による尿浸透圧の上昇、蛋白尿、浮腫等
消化器 -悪心・嘔吐-食欲不振、味覚異常、口渇、潰瘍性口内炎、胸やけ、おくび、腹部膨満感、腹痛、便秘、下痢等
過敏症 -発疹等
皮膚 -脱毛、皮膚炎、色素沈着、爪の変形・変色等
精神神経系 -倦怠感-頭痛、眩暈、不眠-運動失調等
呼吸器 -肺水腫等
循環器 -心電図異常、心悸亢進、低血圧等
内分泌 -副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進等
性腺 -無精子症、卵巣機能不全、無月経等
その他 -低ナトリウム血症-発熱、創傷の治癒遅延、高血糖、CK上昇

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
青森県0
岩手県0
宮城県0
秋田県0
山形県0
福島県0
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東京都0
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広島県0
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香川県0
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宮崎県0
鹿児島県0
沖縄県0
合計0
更新予告まとめ