薬剤詳細データ

一般名

エリスロマイシン

製品名

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」

薬効名

主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの

添付文書(抜粋)

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薬剤名

エリスロマイシン錠200mg「サワイ」

yj-code

6141002F2078

添付文書No

6141002F2078_1_10

改定年月

2024-07

第2版

一般名

エリスロマイシン

薬効分類名

マクロライド系抗生物質製剤


用法・用量

通常、成人にはエリスロマイシンとして1日800~1200mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。小児には1日体重1kgあたり25~50mg(力価)を4~6回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。

効能・効果

〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、赤痢菌、軟性下疳菌、百日咳菌、破傷風菌、ガス壊疽菌群、梅毒トレポネーマ、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、マイコプラズマ属、赤痢アメーバ 〈適応症〉表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、淋菌感染症、軟性下疳、梅毒、性病性(鼠径)リンパ肉芽腫、感染性腸炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯冠周囲炎、猩紅熱、ジフテリア、百日咳、破傷風、ガス壊疽、アメーバ赤痢

相互作用:併用禁忌

エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン


(クリアミン)


ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩


四肢の虚血、血管攣縮等が報告されている。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ピモジド


QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等が発現するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ロミタピドメシル酸塩


(ジャクスタピッド)


ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


クリンダマイシン(注射剤、経口剤)


(ダラシンS注射液、ダラシンカプセル)


リンコマイシン塩酸塩水和物


(リンコシン)


併用してもこれらの薬剤の効果があらわれないと考えられる。


本剤の細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性がこれらの薬剤より高いと考えられる。


相互作用:併用注意

ジソピラミドキニジン硫酸塩水和物


QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


テオフィリンアミノフィリン水和物


悪心・嘔吐、不整脈、痙攣等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


シクロスポリンタクロリムス水和物


腎障害等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ワルファリンカリウム


出血傾向、プロトロンビン時間延長等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


イリノテカン塩酸塩水和物


骨髄機能抑制、下痢等の副作用を増強するおそれがあるため、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ビンカアルカロイド


ビンブラスチン硫酸塩


ビノレルビン酒石酸塩等


好中球減少、筋肉痛等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


バルプロ酸ナトリウム


傾眠、運動失調等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


フェロジピン


降圧作用の増強が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ベラパミル塩酸塩


血圧低下、徐脈性不整脈、乳酸アシドーシス等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ミダゾラムトリアゾラム


鎮静作用の増強が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


カルバマゼピン


めまい、運動失調等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


コルヒチン


下痢、腹痛、発熱、筋肉痛、汎血球減少、呼吸困難等が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


シンバスタチンアトルバスタチンカルシウム水和物


シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム水和物との併用により、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれたとの報告がある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ピタバスタチンカルシウム水和物


シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム水和物との併用により、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中および尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれたとの報告がある。


本剤がピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害するためと考えられる。


ブロモクリプチンメシル酸塩ドセタキセル水和物パクリタキセルセレギリン塩酸塩シルデナフィルクエン酸塩バルデナフィル塩酸塩水和物タダラフィルシロスタゾール


減量するなど慎重に投与すること。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ブロナンセリンクロザピンゾピクロンアルプラゾラムエプレレノンエレトリプタン臭化水素酸塩エベロリムスサキナビルメシル酸塩


これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


ドンペリドン


ドンペリドンの血中濃度が上昇する。また、ドンペリドンとの併用により、QT延長が報告されている。


本剤はCYP3Aと結合し、複合体を形成するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇することがある。


副腎皮質ホルモン剤


メチルプレドニゾロン等


これらの薬剤の消失半減期が延長するとの報告があるので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制することがある。


エバスチン


エバスチンの代謝物カレバスチンの血中濃度が上昇するとの報告がある。


本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制することがある。


エドキサバントシル酸塩水和物


出血のリスクを増大させるおそれがある。併用する場合、エドキサバントシル酸塩水和物の用量は、エドキサバントシル酸塩水和物の電子添文を参照すること。


本剤がP-糖蛋白質を阻害し、エドキサバンの血中濃度を上昇させるためと考えられる。


ジゴキシン


ジゴキシンの作用増強による嘔気、嘔吐、不整脈等の中毒症状が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


本剤の腸内細菌叢への影響により、ジゴキシンの代謝が抑制される。


ザフィルルカスト


ザフィルルカストの血中濃度が低下するとの報告がある。


機序は不明である。


シメチジン


難聴が報告されているので、減量するなど慎重に投与すること。


これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が抑制され、血中濃度が上昇すると考えられる。


リトナビル


本剤のAUCが上昇することが予想される。


これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が抑制され、血中濃度が上昇すると考えられる。


クリンダマイシン(外用剤)


併用してもクリンダマイシンの効果があらわれないと考えられる。


本剤の細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性がクリンダマイシンより高いと考えられる。


リバーロキサバン


リバーロキサバンの血中濃度が上昇したとの報告がある。


本剤がCYP3A4及びP-糖蛋白質を阻害することによりリバーロキサバンのクリアランスが減少する。


フェキソフェナジン塩酸塩


フェキソフェナジンの血漿中濃度を上昇させるとの報告がある。


P-糖蛋白質の阻害によるフェキソフェナジンのクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される。


CYP3A4誘導作用を有する薬剤


リファンピシン、リファブチン、フェニトイン、フェノバルビタール等


セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品


本剤の作用が減弱するおそれがある。


これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝を促進し、本剤の血中濃度を低下させる。


副作用:重大な副作用

1: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。2: 心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、QT延長(いずれも頻度不明)

3: ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

-呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。4: 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)

5: 急性腎障害(急性間質性腎炎)(頻度不明)

6: 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

-AST、ALT、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。

副作用:その他副作用


過敏症 -発疹、血管性浮腫
消化器 -食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛、下痢、鼓腸、胃部不快感、便秘、腹部痙攣
眼 -視力低下、霧視

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 2,223,497 3,026 21,484 27,033 53,077 79,253 144,697 318,359 831,762 645,107 102,725 0
女性 3,772,548 1,663 12,573 34,674 82,370 161,962 283,688 732,089 1,291,464 988,988 183,040 1,700
合計 6,001,340 4,689 34,057 61,707 135,447 241,215 428,385 1,050,448 2,123,226 1,634,095 285,765 1,700
男性 2,223,497 3,026 21,484 27,033 53,077 79,253 144,697 318,359 831,762 645,107 102,725 0
女性 3,772,548 1,663 12,573 34,674 82,370 161,962 283,688 732,089 1,291,464 988,988 183,040 1,700
合計 6,001,340 4,689 34,057 61,707 135,447 241,215 428,385 1,050,448 2,123,226 1,634,095 285,765 1,700
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道147,564
東北492,664
関東1,989,444
中部802,110
近畿1,059,624
中国・四国289,047
九州1,220,888
合計6,001,340
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道147,564
北東北189,365
南東北235,669
北関東471,524
南関東1,517,920
甲信越169,680
北陸111,060
東海539,334
関西1,041,660
中国220,568
四国68,479
北九州885,140
南九州184,234
沖縄303,028
合計6,001,340
都道府県別
都道府県名 合計
北海道147,564
青森県181,236
岩手県67,630
宮城県88,114
秋田県8,129
山形県104,593
福島県42,962
茨城県100,174
栃木県137,414
群馬県233,936
埼玉県398,954
千葉県272,126
東京都517,553
神奈川県329,287
新潟県109,119
富山県9,417
石川県84,831
福井県16,812
山梨県15,077
長野県45,484
岐阜県10,126
静岡県354,719
愛知県156,525
三重県17,964
滋賀県188,912
京都府170,127
大阪府401,777
兵庫県226,314
奈良県25,202
和歌山県29,328
鳥取県2,433
島根県22,609
岡山県82,624
広島県37,942
山口県74,960
徳島県11,843
香川県7,553
愛媛県35,431
高知県13,652
福岡県315,862
佐賀県39,325
長崎県22,473
熊本県374,575
大分県132,905
宮崎県17,088
鹿児島県167,146
沖縄県151,514
合計6,001,340
更新予告まとめ