薬剤詳細データ

一般名

トリメトプリム

製品名

バクトラミン注

薬効名

カリニ肺炎治療剤

添付文書(抜粋)

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薬剤名

バクトラミン注

yj-code

6419500A1020

添付文書No

6419500A1020_3_05

改定年月

2024-07

第3版

一般名

トリメトプリム

薬効分類名

カリニ肺炎治療剤


用法・用量

通常、トリメトプリムとして1日量15~20mg/kgを3回に分け、1~2時間かけて点滴静注する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。

効能・効果

〈適応菌種〉 ニューモシスチス・カリニ 〈適応症〉 カリニ肺炎

相互作用:併用禁忌

相互作用:併用注意

葉酸代謝阻害作用を有する薬剤メトトレキサート


メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤スルファドキシン・ピリメタミン


ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。


葉酸代謝阻害作用を有する薬剤ジアフェニルスルホン,


ジアフェニルスルホンとの併用により、血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。


共に葉酸代謝阻害作用を有するため、また、トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


レパグリニド


レパグリニドの血中濃度が上昇することがある。


トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。


スルホニルウレア系経口糖尿病用剤


グリクラジドグリベンクラミド 等


これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


クマリン系抗凝血剤


ワルファリンカリウム


クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。


本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。


フェニトイン


フェニトインの作用を増強することがある。


本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。


シクロスポリン


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。危険因子:特に腎移植後の患者


タクロリムス水和物


腎機能障害が増強されることがある。


共に腎毒性を有するためと考えられている。


チアジド系薬剤


ヒドロクロロチアジド 等


紫斑を伴う血小板減少症の発現率が増加することがある。


機序は不明である。


ジドブジン


ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。


機序は不明である。


ガンシクロビル、バルガンシクロビル塩酸塩


ガンシクロビルの腎クリアランスが12.9%減少し、消失半減期が18.1%延長し、トリメトプリムのCminが12.7%増加したとの報告がある。


機序は不明である。


ラミブジン含有製剤


ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


ジゴキシン製剤


ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。


本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。


三環系抗うつ剤 等


クロミプラミン塩酸塩イミプラミン塩酸塩アミトリプチリン塩酸塩 等


三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。


機序は不明である。


アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤


オルメサルタン メドキソミル 等


アンジオテンシン変換酵素阻害剤


エナラプリルマレイン酸塩 等


抗アルドステロン剤・カリウム保持性利尿剤


スピロノラクトン 等


これらの薬剤との併用により、高カリウム血症があらわれることがある。


共に血清カリウムを上昇させるためと考えられている。


副作用:重大な副作用

1: 再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、血小板減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、汎血球減少(以上頻度不明)

-,,,,,2: 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)(以上頻度不明)

-TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、血漿交換等の適切な処置を行うこと。3: ショック、アナフィラキシー(以上頻度不明)

-初期症状:不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、浮腫等,4: 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑(以上頻度不明)

-,5: 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

-初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。,6: 急性膵炎(頻度不明)

7: 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)

-腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。8: 重度の肝障害(頻度不明)

-,,9: 急性腎障害、間質性腎炎(以上頻度不明)

-,10: 無菌性髄膜炎、末梢神経炎(以上頻度不明)

11: 間質性肺炎、PIE症候群(以上頻度不明)

-発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等12: 低血糖発作(頻度不明)

-,13: 高カリウム血症、低ナトリウム血症(以上頻度不明)

-これらの電解質異常があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。,14: 横紋筋融解症(頻度不明)

-筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。これに伴い急激に腎機能が悪化し、急性腎障害等の重篤な症状に至ることがある。

副作用:その他副作用


血液 -血小板減少、顆粒球減少
過敏症 -発疹-紅斑、瘙痒感、水疱、蕁麻疹、光線過敏症
皮膚 -皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎、IgA血管炎等)
消化器 -悪心、嘔吐-食欲不振、舌炎、下痢、胃不快感、口渇、口内炎、口角炎、血便、腹痛、便秘
肝臓 -Al-P、ALT、AST、γ-GTPの上昇-黄疸
腎臓 -BUN上昇-腎機能障害、腎障害、血清クレアチニンの上昇、血尿
精神神経系 -眩暈、幻覚、痙攣、抑うつ、いらいら感、頭痛、うとうと状態、ふらふら感、しびれ感、ふるえ、脱力、倦怠感
その他 -静脈炎-発熱、熱感、胸内苦悶、血圧下降、血圧上昇、動悸、発汗、顔面潮紅、浮腫、関節痛、筋(肉)痛、血色素尿、ぶどう膜炎

年代別 ※令和4年度データ

性別・年代別
区分 合計 0歳~ 10歳~ 20歳~ 30歳~ 40歳~ 50歳~ 60歳~ 70歳~ 80歳~ 90歳~ 100歳~
男性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
性別・年代別グラフ

都道府県別 ※令和4年度データ

地方区分別(7)
地方区分名 合計
北海道0
東北0
関東0
中部0
近畿0
中国・四国0
九州0
合計0
地方区分別(14)
地方区分名 合計
北海道0
北東北0
南東北0
北関東0
南関東0
甲信越0
北陸0
東海0
関西0
中国0
四国0
北九州0
南九州0
沖縄0
合計0
都道府県別
都道府県名 合計
北海道0
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広島県0
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