クローン病の肛門病変への幹細胞注入療法、コツを伝授 非活動期または軽症の活動期クローン病(CD)における複雑痔瘻に対し、同種異系脂肪組織由来間葉系幹細胞ダルバドストロセル注入療法が2021年に承認された。しかし、現時点で国内の施行例数は必ずしも多くない上に、至適症例も明らかでない。兵庫医科大学消化器外科学講座臨床教授の内野基氏は、同注入療法を行った自験例を後ろ向きに検討。同注入療法における有効な手法として、二次口の大きな開放と抗菌薬の投与が考えられると、第80回日本大腸肛門病学会(2025年11月14~15日)で述べた。・・・ 肛門括約筋、分娩後1カ月でおおむね回復 妊娠・分娩は肛門失禁の原因の1つとされる。海外では大規模疫学調査や症状改善のための介入研究が複数なされているが、国内で客観的な指標を用いて分娩前後の肛門機能を網羅的に評価した前向き研究は乏しい。筑波大学消化器外科准教授の大原佑介氏は、正常妊婦33人を対象とした前向き試験を実施。「マノメトリーを用いた解析により、分娩後の肛門括約筋機能は産後1週間で有意に低下し、1カ月でおおむね回復することが明らかになった」と第80回日本大腸肛門病学会(11月14~15日)で発表した。・・・ 2025年開催学会レポート一覧に戻る