MSI-H/dMMR大腸がん一次治療、アテゾリズマブ併用3剤でPFS延長 米・Wake Forest UniversityのCaio Max Sao Pedro Rocha Lima氏らは、米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO GI 2026、1月8~10日)で、高頻度マイクロサテライト不安定性/ミスマッチ修復機能欠損(MSI-H/dMMR)局所進行切除不能または転移性大腸がん(mCRC)に対する一次治療として、mFOLFOX6(フルオロウラシル+レボホリナート+オキサリプラチン)+抗血管内皮増殖因子(VEGF)抗体ベバシズマブ+抗PD-L1抗体アテゾリズマブの3剤併用療法の有効性と安全性を検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験COMMIT(NRG-GI004/SWOG-S1610)の結果を提示。アテゾリズマブ単剤療法と比較して、無増悪生存(PFS)を有意に延長したと報告した。・・・ 切除可能な胃がん、術前治療の強化で予後良好 オランダ・Radboud University Medical Centerの Marcel Verheij氏らは、切除可能な胃がんに対し、術後補助療法を省略した3つの術前レジメンを比較した多施設共同第Ⅱ相試験CRITICS-Ⅱの結果を米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2026、1月8~10日)で発表。化学療法(CT)および化学放射線療法(CRT)の単独治療と比べ、CT後にCRTを行う完全補助療法が術前のレジメンの優先候補であることが示された。・・・ HER2陽性胃・食道がん一次治療にzanidatamabが有効 カナダ・Princess Margaret Cancer CentreのElena Elimova氏は、米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2026、1月8~10日)でHER2陽性局所進行切除不能/転移性胃・食道接合部がん(mGEA)に対する一次治療として抗HER2二重特異性モノクローナル抗体zanidatamab+化学療法±抗PD-1抗体チスレリズマブの有効性と安全性を検証した第Ⅲ相HERIZON-GEA-01試験の結果を報告。zanidatamabを併用するレジメンで、有意に全生存(OS)および無増悪生存(PFS)が改善したと発表した。・・・ GLP-1RA vs. アスピリン、大腸がん予防効果は? アスピリンは、長年にわたり大腸がんの予防効果が検証されている。しかし、有効性のエビデンスは中等度にとどまり出血リスクを伴うことから、広範な集団への使用は推奨されない。近年、GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)の抗炎症作用および抗腫瘍作用が注目されているが、がん予防に関する研究は少ない。米・University of TexasのColton Jones氏らは傾向スコアマッチングを用い、大腸がんの初発(一次)予防におけるGLP-1RAとアスピリンの有効性および安全性を直接比較するリアルワールド研究を実施。結果を米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2026、1月8~10日)で発表した。・・・ CLDN18.2陽性進行胃がん、ゾルべ併用療法が著効 国立がん研究センター東病院消化管内科長の設楽紘平氏らは、米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2026、1月8~10日)で、Claudin(CLDN)18.2陽性HER2陰性の局所進行切除不能または転移性胃がん/胃食道接合部腺がんに対する一次治療としての抗CLDN18.2抗体ゾルベツキシマブ+mFOLFOX6療法〔フルオロウラシル(5-FU)+レボホリナート+オキサリプラチン〕+抗PD-1抗体ニボルマブの有効性と安全性を検証した第Ⅱ相ILUSTRO試験のコホート4の結果を報告。無増悪生存(PFS)の中央値は14.8カ月で、特にCLDN18.2高発現例ではより良好な成績が示されたと発表した。・・・ 2026年開催学会レポート一覧に戻る