医原性脳アミロイド血管症が原因と考えられた脳皮質下出血の2例 近年、幼少期における脳外科手術や死体硬膜移植後、30~40年を経て医原性脳アミロイド血管症(iCAA)を呈する症例が増加している。CAAでは、髄膜および脳内の血管壁にアミロイドが沈着することで血管壁の二層化、フィブリノイド壊死、微小動脈瘤が生じ、出血を来す場合もある。市立四日市病院の西脇綾祐氏らは、小児期の脳外科手術に関連したiCAAが原因と考えられる脳皮質下出血を呈した2症例をSTROKE2026(3月12~14日)で報告。「今後同様の症例が増加すると考えられ、疫学調査と予防介入が必要」と警鐘を鳴らした。・・・ くも膜下出血の術後管理、鍵は脳外と集中治療の連携 くも膜下出血(SAH)術後数日~2週間に発症する遅発性脳虚血(DCI)は患者の予後に大きく影響する。DCIの発症には、脳血管攣縮はもとより頭蓋内圧上昇、電解質バランス異常、心肺機能障害など複数の要因が関与するため、高度な全身管理を基本とした神経集中治療が求められる。国際医療福祉大学脳神経外科教授の末廣栄一氏は、SAH術後の全身管理において脳神経外科医と集中治療医がどのように連携すべきかSTROKE2026(3月12~14日)で解説した。・・・ 職種・業種でこれほど違う!脳卒中の発症リスク 脳卒中発症者が治療と仕事を両立できるよう支援する取り組みにおいて、病型と職業との関連性を把握することは極めて重要である。中国労災病院(広島県呉市)治療就労両立支援センター所長の豊田章宏氏は、労働者健康安全機構の「病職歴データベース」を用いた検討を実施。「脳卒中の病型により、発症に関わる職種や業種が男女で異なることが明らかになった」とSTROKE 2026(3月12~14日)で報告した。・・・ 2026年開催学会レポート一覧に戻る