時代は負荷検査か?カテか?
狭心症診断の今後を占うMR-INFORM
「狭心症」と聞くと「循環器内科を呼ぼう」と反射的に考えられる方も多いかと思います。医療系のマンガやドラマでも胸部圧迫感(注:狭心症は「痛み」ではありません)はよく登場しますし、たいてい後で緊急事態や突然死が起こる伏線(フラグ)になっています。
そんなとき「すぐにオペ(カテ)だ!」と颯爽と登場する心臓外科医(あるいは循環器内科医)の姿は、全国の青少年の進路選択に多大な影響を及ぼさずにはいられないわけですが(注:個人の意見です)、今現場での狭心症のマネージメントはここから大きく飛躍を遂げています。
その辺りの考え方変化について、今夏、N Engl J Med(2019; 380: 2418-2424)に 発表されたMR-INFORM試験を引っ張り出してきて、簡単にまとめてみたいと思います。
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香坂 俊(こうさか しゅん)
慶應義塾大学循環器内科専任講師。 1997年に慶應義塾大学医学部を卒業。1999年より渡米、St Luke's-Roosevelt Hospital Center にて内科レジデント 、Baylor College of Medicine Texas Heart Institute にて循環器内科フェロー 。その後、2008年まで Columbia University Presbyterian Hospital Center にて循環器内科スタッフとして勤務。
帰国後は,循環器病棟での勤務の傍ら主に急性期疾患の管理についてテキストを執筆〔『極論で語る循環器内科第二版 』(丸善)、『もしも心電図が小学校の必修科目だったら』(医学書院)、『急性期循環器診療』(MEDSi)〕。2012年からは循環器領域での大規模レジストリデータの解析を主眼とした臨床研究系大学院コースを設置 (院生は随時募集中;詳細はこちら)。









