QOL解析の意義を考えてみる:心不全領域のDELIVER試験を例に取って
J Am Coll Cardiol 2023; 81: 460-473
背景
このところ大規模臨床試験には必ずといってよいほど、患者QOL指標に関する解析が含まれるようになっています。このQOL指標、単なるサブ解析にとどまらないさまざまな意義を持っています。この稿では、心不全領域で注目を集めているSGLT2阻害薬のDELIVER試験を例に取って、QOLデータをどのように読んでいくか少し考えてみようと思います。
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香坂 俊(こうさか しゅん)
慶應義塾大学循環器内科専任講師。 1997年に慶應義塾大学医学部を卒業。1999年より渡米、St Luke's-Roosevelt Hospital Centerにて内科レジデント 、Baylor College of Medicine Texas Heart Instituteにて循環器内科フェロー 。その後、2008年までColumbia University Presbyterian Hospital Center にて循環器内科スタッフとして勤務。
帰国後は、循環器病棟での勤務の傍ら主に急性期疾患の管理についてテキストを執筆〔『極論で語る循環器内科第二版 』(丸善)、『もしも心電図が小学校の必修科目だったら』(医学書院)、『急性期循環器診療』(MEDSi)〕。2012年からは循環器領域での大規模レジストリデータの解析を主眼とした臨床研究系大学院コースを設置 (院生は随時募集中:詳細はこちら)。









