精神疾患にかからない方が異常!?
研究の背景:日本の精神疾患の生涯罹患率は20%
2016年発行の世界精神保健調査(World Mental Health Survey;WMHS)において、日本の精神疾患の生涯有病率が20.3%と報告されていることから(Epidemiol Psychiatr Sci 2016; 25: 217-229)、「5人に1には生涯に一度は精神疾患に罹患する」などといわれることが多い。
英国では循環器疾患、がん、精神疾患が三大疾患とされているが、日本では厚生労働省ががん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患を「5疾病」としている。
いずれにせよ、5人に1人が精神疾患に罹患する、と聞くと多くの人が驚くであろう。
しかし最近、こうした考えをさらに進めた研究が報告された。次々と興味深い疫学研究を報告している、デンマークのLars Vedel Kessing氏らによる、JAMA Psychiatry誌に掲載された論文である(JAMA Psychiatry 2023; 80: 1000-1008)。
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加藤 忠史(かとう ただふみ)
順天堂大学精神医学講座主任教授。1988年東京大学医学部卒業、同病院で臨床研修、1989年滋賀医大精神医科大学講座助手、1994年同大学で医学博士取得、1995年米・アイオワ大学精神科に留学(10カ月間)。帰国後、1997年東京大学精神神経科助手、1999年同講師、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームリーダー、2019年理化学研究所脳神経科学研究センター副センター長を経て、2020年4月から現職。
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